脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

よく感じること

2011-10-28 | Weblog
オリーヴを一言であらわすとカオスであるということは、以前ブログで書いたが、そのカオスであるがゆえに非常にユニーク(英語で言う日本語でのユニークはネガティヴだが英語ではポジティヴである)な人たちがここに集ってプラクティスに励んでいるが、外国語を話せる人が結構いるのもここの特徴である。
ここには企業で働いている転勤族もいるのだが、今彼ら彼女らが悩まされていることがある。それは英語「Toeic」である。
何でも社員は「Toeic」を受けることを義務づけられているようで、企業によってはノルマがあるらしく、このノルマを達成するために学生時代苦手だった英語を勉強しているのだが、こういう様子を見るともう近い将来社内の共通語が英語になるのではないかと思うのだが、以前英字新聞で楽天が新入社員を募集したことが書かれてあった。
楽天は今年新入社員500人を採用したそうだが、楽天はそのうち100人の外国人を採用したということであるが、これは近い将来普通に外国人が自分たちの上司になり、英語がビジネスの公用語になるということは否めない出来事である。
次にあげるアンケートの結果はETS(Educational Testing service)というTOEICなどのテストプログラムを開発している研究所が示したデータであるが、今の社会での人材育成において必要な能力を3つあげさせたところ、実行力31パーセント、リーダーシップ27パーセントに対して、異文化コミュニケーション能力が40パーセント、そして英語コミュニケーション能力が78.4パーセントと言う結果であったが、これはあきらかに英語や他の文化とのコミュニケーション能力が必要性だと感じさせられる意識調査であるが、スポーツの世界もそれと同じこれからは語学能力が必要な時代になる、いやなっている。

正直私は思うのだが、語学に疎いスポーツほど封建的だ、杓子定規で、滑稽なことをしたりするのだが、それには明らかに理由がある。
それは英語や語学ができないから情報がひろえないからで、ボクシングと言う競技は野球などのメジャースポーツのように確立されたものでもないのだから、なおさら語学で情報を集まることが求められるのだが、今のところかなり不十分であると思っている。
よく言う子供のボクシングなんかもそうである。
もう必ずしもまずしい階層が競技してチャンスをつかんで更生していくと言うようなスポーツでもなくなった現在、その安全性や青少年の人権というものを考慮しつつ、先進国ではコンタクトさせることはふさわしいものではないという意見がででバッシングされる中、そんなものを奨励するとしたらよっぽどどのことかあるいは、英語が読めないから何もわかっていない、たぶん意味などあってやっているわけではないのだろう、おそらく精神を鍛えるとかそういう理由だろうと思うが、おそらくそういう勢いだけでやろうとするのはどう考えても愚かであり、こういうところにも英語が読めるか読めないかという差が出てくるのだと思う。
さらに「LA TIMES」という地元の新聞がそのことを取り上げていたが、LAという地はヒスパニックが多くアメリカでもボクシングが盛んな地、その盛んな地が子供のコンタクトは危険だと言うことを新聞で取り上げていると言うことは大きな問題であると言うことが言えるが、イギリスのBBCが発表したニュースやそういう記事を読んでみたらいいと思う。
語学に疎いとまわりの情報がひろえないので、恣意的になったり半ば鎖国状態となるのだが、おそらく特にアマチュアボクシングという競技は鎖国的であり、欧米のスポーツのわりには封建的で保守的であると思っている。
今21世紀の常識はグローバル的な視点でみなくては見えてこない、女性のボクシング、特に女性差別や女性の権利、未だ女のくせにとか、スナックじゃあるまいし競技者をちゃんづけで呼ぶ稚拙なグループが存在するが、今や小学生でも呼ぶ時は男女区別なくさんであるが、こういう人間はよく女性の権利と言うか平等や公共性と言うことについて学ぶ必要があると思うのだが、子供にコンタクトさせるかさせないかというのも、そういうグローバル的な視点から見て考える必要があるが、おそらく今大事なことは指導する人がそういう感覚を身につけなくてはならないのだが、やはりこういう常識も語学とか世の中に対してどれだけ関心があるかと言うこととかかわっている。

卑近な例であるが、うちのクラブの会員は朝起きたら必ず英字新聞に目を通し、日経新聞を見ているらしい。
そして「News week」やその他のビジネス雑誌などを見ているそうだが、こういった人たちを会員としてむかえるのにボクシングのことしか知らない、興味がないと言うのは失礼だし、まずなめられる。
こういう人たちは世の中で起こったことをよく見ていて、今回のトルコで起こった地震、北朝鮮の問題などに関心をよせているからで、こういうトルコの大地震が起こって死者がたくさん出ているのに、頭の中身が○○戦程度ぐらいでは程度をうたがってしまうが、私は今の時代の指導者には語学や異文化コミニケーションができる能力が必要だと感じている。










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