脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

ALEA JACTA EST(賽は投げられた)

2008-01-04 | Weblog
2008年の歩みがはじまった。今年もやはりクラブが会員の人に喜びを与える場として用いられることを望んでいる。
多くの人間はストレスを抱えている。よくよく考えてみると我々は日頃本当に人から尊厳を持たれているだろうか。
サーヴィス業をやっているものであればこのことはよくわかると思う。
意外と客というのは売り手に対してはぞんざいであり、いやな思いをすることもしばしばあるのではないだろうか。
去年の暮れひとりの親しい友人と会った。
自分の友人で元インターハイのチャンピオンの弟であるが、本にもでてくるちょっとした有名人である。
彼は大阪でも一番と言われるぐらいの暴走族の元リーダーで、少年院で聖書を読んで改心し、今はとある町で牧師さんをやっている。
彼がおもに面倒を見ているのは俗にいう不良少年達で、教会というようなところからは想像もできない、そんな子ども達の悩みを真剣に聞き面倒を見ているのだ。
そして抱えている子ども達はいずれも複雑で、中には人には言えない過去を抱えた子もいる。
しかしそれでも彼はその子ども達と真剣に向き合い、面倒を見ている、宗教という小さな枠にとらえられていない本物の牧師さんである。
私は彼と接していて思わされたことは、人をどれだけ本当に受け入れ、その人を心から尊重できるかということである。
どの集団もこの事がなければ無味乾燥なものになってしまうと教えられた。
クラブに来てくれる人は忙しい中、時間をさいて来てくれる。
だから教える側もひとりひとりを大切にし、受け入れ来てくれることに感謝をしながらボクシングを教えたいと思っている。
人生は戦いである、だから生きることに於いて、傷つきたおれそうになることもある。
そういうときこそみんなの支えとなれるよう、クラブが信頼の場となり、会員の人がこのスポーツを通して喜びを持ち、日頃の活力を得ることができるよう努力したいと思っている。




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