Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

レインホルド・グリエールの交響詩「サイレーン(水の精)」作品33を聴く

2016-02-24 06:24:49 | 古典~現代音楽ロシア以外の旧ソ連編
今回取り上げるのは1875年生まれのグリエールが、
1908年に作曲した交響詩「サイレーン(水の精)」作品33である。
聴いたCDはスティーヴン・ガンゼンハウザー指揮、
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
弦楽器が水のゆらめきを表現し、ハープと共に幻想的に始まる。
木管楽器なども加わり、徐々に盛り上がりをみせていく。
いったん静まったあと、遠くで金管楽器が鳴り響き盛り上がったあと、
再び弦楽器と金管楽器で力強く旋律が奏でられ、
ワグナーからの影響を感じさせる音楽である。
盛り上がりをみせたあとはいったん静まり、
弦楽器中心に最後消え入るように終わる。
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アレクサンドル・グラズノフの凱旋行進曲作品40を聴く

2016-02-22 22:25:22 | 古典~現代音楽ロシア編
今回からはロシア・ウクライナ編に入りたいと思います。
今回取り上げるのは1865年生まれのグラズノフが、
1892年に作曲した凱旋行進曲作品40である。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏による。
金管楽器を中心に徐々に盛り上がりながら、
木管楽器により主題が奏でられていく。
そして有名な旋律が金管楽器にその主題を
中心に繰り返されて最後盛り上がって終わる。
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ヨハン・セバスティアン・バッハのファンタジート長調BWV572を聴く

2016-02-20 22:17:36 | ヨハン・セバスティアン・バッハの作品
今回でヨハン・セバスティアン・バッハ編について終わりにしたいと思います。
今回取り上げるのはファンタジート長調BWV572である。
聴いたCDはトン・コープマンのオルガン演奏による。
最初は単声による駆け抜けるような旋律が奏でられ、
途中から5声部による重層的な音楽となっていく。
このあたりはポリフォニックでバッハらしい展開である。
最後は最初のような速い動きの旋律が奏でられて終わる。
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アントン・ブルックナーの交響曲第8番ハ短調WAB108を聴く

2016-02-19 06:38:44 | アントン・ブルックナーの作品
昨日はミューザ川崎シンフォニーホールに行き、
ブルックナーの交響曲第8番ハ短調WAB108を聴きに行ったので、
この2月18日の演奏会についての感想を簡単に述べたい。
聴いたCDはダニエル・バレンボイム指揮、
シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、ゆったりとしたテンポで始まった。
金管楽器の鳴り響くところにワグナー指揮者としてのキャリアが、
活かされている感じがして、各楽器の鳴らし方が素晴らしかった。
第二楽章スケルツォ:アレグロ・モデラートは、三部形式である。
冒頭のスケルツォがしっかりとダイナミックに力強く示されて、
中間部のトリオもホルンの吹奏などが自然な感じで美しかった。
第三楽章アダージョ:「荘厳にゆっくりと、しかしおそすぎずに」は、
この演奏会の中で、とても感動的な楽章であった。
思いっきり歌わせるようにチェロの音を引き立たせて、
ドラマティックに盛り上がりの部分や全休止の無音の美しい部分が作り出され、
この今日の演奏会が最後まで名演に終わることをここで予感させた。
第四楽章フィナーレ:「荘厳に、速くなく」は、ソナタ形式である。
輪郭のはっきりした演奏で、金管楽器の音がしっかり聴こえて、
ダイナミックで力強い第一主題が示されていくが、
弦楽器で示される第二主題はしなやかな感じの演奏である。
木管楽器がしっかり聴こえ、要所要所でティンパニが力強く鳴り響き、
最後のコーダの盛り上がりも素晴らしかったが、
終わったところでオーケストラの音が揃って消えるところもよかった。
以前、ヤルヴィ指揮のフランクフルト放送交響楽団を聴いたが、
オーケストラの音が揃っているところや金管楽器群の音の充実さや技術の確かさ、
第三楽章をあれほどドラマティックに、そして乱れもなく指揮者が音を統率したこと、
第四楽章の推進力とダイナミックな音作りなど素晴らしい部分が多かった。。
それを考えるとあの時の演奏会よりも今回の演奏会の方が素晴らしく感じた。
あの金管楽器の鳴り方をみると、さぞかし交響曲第5番も名演だったろうなと想像させる。
バレボイムのブルックナー演奏の素晴らしさと、
それを裏付けるキャリアの長さを再認識させる演奏会であった。
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ヨハン・セバスティアン・バッハのモテット「イエスよ、わが喜び」BWV227を聴く

2016-02-18 06:28:21 | ヨハン・セバスティアン・バッハの作品
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
今回取り上げるのはヨハン・セバスティアン・バッハが、
1723年に作曲したモテット「イエスよ、わが喜び」BWV227である。
聴いたCDはコンラート・ユングヘーネル指揮、
カントゥス・ケルンの演奏による。
第1曲コラールではフランク作の「イエスよ、わが喜び」が5声部で歌われ、
第2曲合唱では「ローマ人への手紙第8章」の一部が歌われる。
このテキストのパターンを交互に示し、コラールと合唱が繰り返される。
第5曲コラールでは“Trotz”(さあれ)ということばが鋭く響く。
第6曲合唱はフーガ風に旋律を展開していく。
第7曲コラールは4声部で、第8曲合唱は3声部で歌われる。
第8曲コラールはこの世への別れを歌っているので寂しい感じである。
その後、第9曲合唱と第10曲コラールへと続き、
最後は「イエスよ、わが喜び」と歌って終わる。
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