昨日は和田町から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、ストラヴィンスキーの合唱曲。
1955年に作曲された「カンティクム・サクルム」は、
「ヴェネツィアの守護聖人聖マルコを讃える
聖なるカンタータ」がフル・タイトルである。
最初の献辞の曲は、ルネサンス音楽を感じさせる。
しかし、そのあとに始まる曲は現代的な曲で、
ストラヴィンスキーらしい、挑戦的な曲である。
彼の作品にはいつも感心させられる部分がよくある。
12音技法をとりいれた作品といわれるこの曲だが、
彼の持ち前のリズム的なおもしろさとともに、
合唱の生み出す美しい歌の世界が、
うまい形で調和していると思う。
もう一方のミサ曲は、1944年から作曲にとりかかり、
1948年に完成した宗教的な作品である。
ストラヴィンスキーの初期の1910年代の作品は、
「春の祭典」に代表されるように異教的な匂いを
感じさせる作品が多かったのに、
1940年代からはキリスト教に関係する宗教的作品が、
書かれていくようになるが、詩篇交響曲とは違い、
スタイル自体が大きく変わってきている感じがする。
そういう意味から、詩篇交響曲が書かれた1930年代が、
彼の作風の大きな転機だったのだろうと思える。
中世的なポリフォニーの合唱の世界にありながら、
木管楽器などが奏でる旋律や、リズムなどの中に
彼らしさが残っているところがいい。
さすが、ストラヴィンスキーらしい音楽である。
途中聴いたのは、ストラヴィンスキーの合唱曲。
1955年に作曲された「カンティクム・サクルム」は、
「ヴェネツィアの守護聖人聖マルコを讃える
聖なるカンタータ」がフル・タイトルである。
最初の献辞の曲は、ルネサンス音楽を感じさせる。
しかし、そのあとに始まる曲は現代的な曲で、
ストラヴィンスキーらしい、挑戦的な曲である。
彼の作品にはいつも感心させられる部分がよくある。
12音技法をとりいれた作品といわれるこの曲だが、
彼の持ち前のリズム的なおもしろさとともに、
合唱の生み出す美しい歌の世界が、
うまい形で調和していると思う。
もう一方のミサ曲は、1944年から作曲にとりかかり、
1948年に完成した宗教的な作品である。
ストラヴィンスキーの初期の1910年代の作品は、
「春の祭典」に代表されるように異教的な匂いを
感じさせる作品が多かったのに、
1940年代からはキリスト教に関係する宗教的作品が、
書かれていくようになるが、詩篇交響曲とは違い、
スタイル自体が大きく変わってきている感じがする。
そういう意味から、詩篇交響曲が書かれた1930年代が、
彼の作風の大きな転機だったのだろうと思える。
中世的なポリフォニーの合唱の世界にありながら、
木管楽器などが奏でる旋律や、リズムなどの中に
彼らしさが残っているところがいい。
さすが、ストラヴィンスキーらしい音楽である。
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