Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第25番を聴く

2016-08-28 09:06:01 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1966年に作曲した交響曲第25番である。
演奏はアンドリュー・ペニー指揮、
ウクライナ国立交響楽団によるものである。
90歳の時の作品ということだから驚きである。
第一楽章アレグロ・リソルートは、
木管楽器の音に続き、打楽器と弦楽器により、
不安を感じさせるような旋律が奏でられて始まる。
金管楽器も加わり、つかみどころのない主題である。
その主題をもとに、様々な楽器が引き継いでいく。
行進曲風になる部分や、金管楽器が鳴り響く部分、
木管楽器群を中心とした部分など、
様々な様相をみせながら展開されていく。
鐘の音が鳴り、打楽器と金管楽器で盛り上げて、
最後は静かになって、穏やかに終わる。

第二楽章アンダンテ・カンターヴィレは、
弦楽器の奏でる穏やかで歌うような旋律で始まり、
それに木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
オーボエがやがて甘美な旋律を奏でていく部分になり、
それを他の木管楽器も引き継ぎ、チェロも引き継ぐ。
金管楽器もファンファーレ風に旋律を奏でたあと、
弦楽器全体で旋律を奏でていく部分となり、
やがて打楽器と金管楽器で行進曲風になっていく。
そして木管楽器やハープが絡んだあと、
ヴァイオリンやフルートのソロが入る部分となり、
そのあとは弦楽器と金管楽器で高揚して終わる。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・タントは、
木管楽器と打楽器でスケルツォ風の音楽で始まる。
軽快で舞踏風な感じの旋律が繰り返されて、
そのあとフルートやオーボエのソロが旋律を奏で、
金管楽器が加わり行進曲風に進行したあと、
リズミックに打楽器が活躍し、盛り上がったところで終わる。


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