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ジャック・イベールの「ドン・キホーテ」の4つの歌を聴く

2014-07-20 11:02:46 | 古典~現代音楽フランス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1890年生まれのイベールが、
1932年に作曲した「ドン・キホーテ」の4つの歌である。
詩はロンサールによるものである。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはジョゼ・ヴァン・ダムのバリトン、
ケント・ナガノ指揮、リヨン歌劇場管弦楽団の演奏による。
第一曲「旅立ちの歌」は、ギターとオーボエの音が、
スペインを思わせ、これに導かれてバリトンが歌いだす。
旅立ちを思わせる力強く堂々とした歌で、
最後はギターとオーボエが奏でて終わる。
第二曲「ドゥルシネーア姫に寄せる歌」は、
軽快なスペイン風のリズムの短い序奏に続き、バリトンが歌いだす。
ロマンティックな旋律が歌われ、最後は穏やかに終わる。
第三曲「公爵の歌」は、短い序奏に続き、
流れるようにバリトンが歌い出し、
弦楽器の流れるような旋律にハープシコードが絡んでいく。
第四曲「ドン・キホーテの死の歌」は、悲しみに満ちている。
バリトンの歌に絡む楽器の音が落胆を表現しているかのようである。
最後は諦めを表すかのように静かに終わる。

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