Mars&Jupiter

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アルベルト・ロルツィングのホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュトゥックを聴きながら

2009-04-21 05:29:30 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日は片倉町から上星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1801年生まれのロルツィングの作品。
アルベルト・ロルツィングは喜歌劇の作曲家として知られている。
晩年は1848年の革命の時に市民側に参加し、
ウィーンでは受け入れられず、貧困の中で亡くなっている。
歌劇「密猟者」はコッツェブーの台本をもとにしているようだ。
コッツェブーという作家は世界史でウィーン体制下の
ドイツのブルシェンシャフト運動のところで出てくる人物だ。
ホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュトゥックは、
1820年に作曲された序奏付きの変奏曲である。
今回聴いたCDはペーター・ダムのホルン、
クルツ指揮のシュターツカペレ・ドレスデンによる。

序奏は堂々としていてのびのびしている。
独奏ホルンが加わり、朗々とした音楽を奏でる。
ドイツ・ロマン派らしく、華やかな音楽である。
主題をもとにした変奏曲がホルンによって奏される。
音楽は親しみやすく、わかりやすい。
ペーター・ダムによるホルンの演奏は心地よい。
その音楽の後半の盛り上げ方も喜歌劇風で、
最後はホルンの吹奏とともに堂々として終わる。


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