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アンリ・デュティユーの交響曲第1番を聴きながら横浜から星川駅まで歩く

2008-12-19 06:45:39 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は、横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1916年生まれのデュテーユの作品である。
ベイ・ド・ラ・ロワールのアンジュに生まれた彼は、
パリ音楽院でアンリ・ビュッセルに師事し、
1943年から1963年まで放送のための音楽の作曲に携わり、
エコールノルマル音楽院で1961年から教え、
1970年にはパリ音楽院に客員教授に招かれたようだ。
交響曲第1番は、1950年に作曲された。

第一楽章パッサカリアは、チェロとコントラバスにより、
静かに始まり繰り返される音型に様々な楽器の音が絡み、
変奏曲形式で展開されていくが、その変奏が進行する中、
曲は次第に金管楽器により盛り上がりをみせていくが、
そのクライマックスを迎えたあとは、
神秘的な静けさの中で、次の第二楽章に続いていく。
第二楽章スケルツォ・モルト・ヴィヴァーチェは、
自由な三部形式で書かれており、軽快でダイナミックな曲だ。
駆け抜けていくような速さで、最後に向けての盛り上がり、
金管楽器による華やかさの中で終わる。
第三楽章間奏曲は、エレジー風の音楽である。
旋律は叙情的であるが、その中を断片的な音が散りばめられる。
第四楽章フィナーレ・コン・ヴァリツィオーニは、
荒々しく激しい感じで始まる導入部に続き、
主題がイングリッシュホルンによって奏され、
その後6つの変奏による音楽が展開される。
様々な楽器により作られる音色が独特で、
夢の空間をさまようような感じで最後は消えるように終わる。

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