Mars&Jupiter

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フリードリヒ・ゲルンスハイムの交響曲第2番変ホ長調作品46を聴く

2017-10-26 05:35:25 | 古典~現代音楽ドイツ編
今回取り上げるのは、1839年生まれのゲルンスハイムが、
1882年に作曲した交響曲第2番変ホ長調作品46である。
今回聴いたCDはジークフリート・ケーラー指揮、
ラインラント・プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・トランクィロは、ホルンや木管楽器による
牧歌的な主題で始まり、その旋律を弦楽器が引き継いでいく。
そして、金管楽器が加わり壮大な感じに盛り上がっていく。
もう一つの主題はやや抒情的な感じの旋律である。
そのあと展開部に入り、ブラームス風の響きの中で、
主題が展開され、ホルンの豊かな響きとともに、
木管楽器も絡んでいき、その良さを発揮していく。
冒頭の雄大な感じの主題が再び現れて、
繰り返されて最後は盛り上がりをみせたところで力強く終わる。
第二楽章タランテッラ(モルト・アレグロ・エ・コン・フォーコ)は、
弦楽器や木管楽器の明るく軽快なタランテッラ風の旋律で始まる。
何となくメンデルスゾーンの交響曲第4番の第4楽章を感じさせる。
第三楽章ノットールノ(アンダンテ)は、弦楽器中心にゆったり始まる。
それにクラリネットなどの木管楽器も絡んでいく。
最後のところで盛り上がりをみせて、最後は穏やかに終わる。
第四楽章フィナーレ(ポコ・アニマート・エ・センプレ・ピュ-アレグロ)は、
軽快で力強い旋律を弦楽器が奏でて始まり、
それを他の楽器が引き継いで展開していく。
この堂々とした主題はブラームスの交響曲第1番第4楽章に似ている。
最後は金管楽器とともに盛り上がって堂々とした感じで終わる。
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