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Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヴィトルド・ルトスワフスキのミ・パルティを聴く

2014-10-07 06:35:13 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1913年生まれのポーランドの作曲家ルトスワフスキが、
1975年から76年にかけて作曲したミ・パルティである。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のために作曲された作品である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはヴィトルド・ルトスワフスキ指揮、
ポーランド国立放送交響楽団の演奏による。
弦楽器による神秘的な音で始まる。
うねるようなその音にファゴットなど木管楽器や、
ホルンなど金管楽器が絡んでいく。
弦楽器が奏でる不思議な感じの音型に、
フルートなど木管楽器がポリフォニック風に絡んでいく。
ピアノの音や弦楽器のピチカートが絡んだあと、
金管楽器と打楽器により荒々しく盛り上がっていく。
それが終わりいったん静まり、最後は消え入るようにして終わる。
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アレクサンドレ・タンスマンの交響曲第7番「叙情的」を聴きながら、西谷から二俣川まで歩く

2014-09-28 13:24:29 | 古典~現代音楽ポーランド編
一昨日はウォーキングを休みました。
昨日は久しぶりに西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは、1897年生まれのポーランドの作曲家タンスマンが、
1944年にロスアンジェルスで作曲した交響曲第7番「叙情的」である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはオレグ・カエターニ指揮、
メルボルン交響楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテ・ソスティヌート-アレグロ・コン・モートは、
低弦でゆったり始まり、それに木管楽器が加わり悲しげな旋律を奏でていく。
この序奏が終わると主部に入り、弦楽器の速い動きに木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
このあたりはストラヴィンスキーの影響が出ている感じがする。
この作品がストラヴィンスキーに献呈されていることも関係するだろう。
主部に示された軽快な主題をもとに展開されていったあと、
ゆったりとした冒頭の部分が繰り返され、最後静かに終わる。

第二楽章アンダンテ・カンターヴィレは、
フルートの悲しげな旋律でゆったりと始まる。
木管楽器群がその旋律を引き継いでいったあと、
金管楽器によるコラール風の旋律が奏でられ、
木管楽器と弦楽器により叙情的な旋律を奏でていく。
最後は木管楽器中心に旋律を奏でて静かに終わる。
第三楽章スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェは、
軽快な旋律が奏でられていくが、とてもリズミックである。
ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」を思わせるような
新古典派風の音楽で、金管楽器が荒々しさを加えて、
滑稽な感じを見せながら、最後は静かに終わる。
第四楽章フィナーレ:アダージョ-アレグロ・デシーソは、
2本のファゴットの音に始まり、木管楽器が絡んでいく。
ティンパニと金管楽器によりその静かな雰囲気は破られ、
荒々しさと軽快な感じを見せるが、最後は静かに終わる。
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ヘンリク・グレツキの交響曲第3番「悲しみの交響曲」作品36を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2011-07-05 06:36:21 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1933年生まれのグレツキの作品。
交響曲第3番「悲しみの交響曲」作品36は、1976年に作曲された。
1977年ロワイヤン国際現代芸術祭で初演されたようで、
今回聴いたCDは、その時の初演者であったメンバーによるもの、
つまりはステファニア・ヴォイトヴィチのソプラノ、
エルネスト・ブール指揮、南西ドイツ放送交響楽団の演奏である。
第一楽章レント-ソスティヌート・トランクィロ・マ・カンタービレは、
演奏時間30分を超える長大な楽章であり、鈍い低弦の音から始まる。
悲しみに満ちたような主題が、独奏コントラバスで奏され、
その聖歌風の旋律に他の弦楽器が加わり、徐々に厚さを増し、
その哀愁ある主題が14分近くまで繰り返されていく。
そのあと長く伸ばした弦楽器の音とピアノの音の上で、
15分くらいからソプラノがゆったりと歌い始める。
その歌詞は15世紀の聖母マリアのラメントから採られているようだ。
歌が終わると弦楽器中心に何度も主題が繰り返されていき、
やがて、徐々に静かになっていき、コントラバスのみとなり、
最後は長く伸ばした音の上にピアノが鈍く響いて終わる。

第二楽章レント・エ・ラルゴ-トランクィリッシモは、
弦楽器の伴奏の上でピアノが明るい和音を奏し、
そのあと暗い感じのトーンの上でソプラノが歌う。
歌詞はザコパネにある秘密警察の独房の壁に書かれた
聖母マリアへの祈りから採られているようだ。
明暗を繰り返しながら、歌が終わると長く伸ばした音が続いて終わる。
第三楽章レント-カンタービレ・センプリーチェは、
弦楽器の不安を表す揺れる音にピアノが時々一音を入れ、
ソプラノが管楽器とユニゾンで民謡風の旋律を歌っていく。
戦争で息子失った母が息子を思う内容の歌のようで、
その歌はやがてやや明るい感じのトーンの音楽に支えられていく。
その明るい音楽が終わったあと、再び最初の歌となる。
希望から一転して現実の悲しみに戻された感じである。
歌が終わると管弦楽のみの音楽となり、
明るさをみせながら最後おだやかに終わる。
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ヴィトルド・ルトスワフスキの葬送音楽を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-06-30 04:11:59 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日も暑い一日でしたが、三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1913年生まれのルトスワフスキの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
葬送音楽は、1954年から1958年の間に作曲された。
弦楽のみによる作品で、12音技法に基づいて作られている。
今回聴いたCDは、ヴィトルド・ルトスワフスキ指揮、
ポーランド国立放送交響楽団の演奏による。
低弦からゆったりと音型を繰り返しながら始まる音楽は、
やがてヴァイオリンなども含め、フーガ風に絡みながら、
主題となる音型を繰り返しながら徐々に厚さを増してゆき、
ドラマティックに展開され、盛り上がったところで静まり、
再び低弦から始まり、ピチカートが繰り返され、神秘的な感じから、
やがて動きのある激しい音楽となっていく。
それが終わると主題となる音型が繰り返され、
やがてそれが静まると独奏チェロと、
他の弦楽器との対話のような音楽が展開され、
最後独奏チェロだけが残り、静かに終わる。
なかなかインパクトのあるいい作品だ。
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フレデリック・ショパンの3つのマズルカ作品59を聴く

2011-06-29 05:13:08 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日は暑い一日で、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1810年生まれのショパンの作品。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
3つのマズルカ作品59は、1845年に作曲された。
今回聴いたCDは、マルタ・アルゲリッチのピアノ演奏による。
第1番(第36番)イ短調モデラートは、哀愁ただよう旋律の主調から
ホ長調、主調からイ長調、ホ短調、嬰ト短調、変ホ長調への
大胆に転調していくところが特徴の作品のようだ。
さまざまな表情をみせておだやかに終わる。
第2番(第37番)変イ長調アレグレットは、
明るく舞踏的な旋律が奏されていき、
細かい表情の変化がある短い曲である。
第3番(第38番)嬰ヘ短調ヴィヴァーチェは、
哀愁漂う舞踏風の旋律が軽快に奏でられていく。
感情の変化が転調によってつけらる中、あっという間に終わる。
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