そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ノーベル賞受賞者の報道もいいが、ペシャワール会の中村哲氏の国家を上げての感謝を報道しない

2019-10-10 | 報道

「ペシャワール会」の中村哲氏が、アフガニスタンのガニ大統領から同国市民証を授与された。駐日アフガニスタン大使館によると、日本人への授与は異例のことで、今後は査証(ビザ)が免除されるなど名誉国民として待遇されるとのことである。
会によると、中村哲氏は、首都カブールの大統領官邸で開かれた式典に出席した。ガニ大統領は、洪水が頻発するクナール川の特徴を踏まえ「狂った川を、愛をもって制したのですな」とユーモアを交えて話し「最大の英雄」「最も勇敢な男」と称えた。さらに「いつでも官邸に来て、困ったことがあれば知らせてほしい」と述べた。
中村哲しが代表を務める、ペシャワール会は長年にわたり、用水路の建設などン人道支援が評価され、昨年中村哲氏はアフガニスタンから叙勲もを受けている。私自身10年以上の会員であるが、私たちの寄せたお金を基に現地の人達に運河を作らせるというのである。国家が補助で建設する場合の10分の一の建設費と、何より運河建設で現地の人達の雇用が生じ、メインテナンスも自国でで自分たちの力で行うことができる。建設方法も古来の日本の堰を参考にしたりと、極めて安価な内容となっている。
運河は土地を潤し農業を育む。ケシの生産で麻薬販売より金額は少なくても、持続的であり建設的であることは誰の目見も明らかである。銃を放棄させ鍬を持たし、地域を潤す中村哲氏の長年の授業をアフガニスタンは国家として高く評価している。
中村氏はこうした支援こそが、国際支援であるという。武力による支援は新たな憎悪を生むばかりである。ノーベル賞もいいが、こうしたことが全く報道もされないのは何とも割り切れない。


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3 コメント

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Unknown (多田幸浩)
2019-10-12 07:41:17
いい話ですね。

しかし、それをマスコミが報道しないと不満を述べるのは、せっかくの名誉を損ねる気がしますね。
そもそもマスコミが報道機関だとの幻想は捨てるべきだし、今はマスコミではなく、このようにネットで情報発信できるのですから。
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Unknown (Unknown)
2019-10-13 07:39:11
身内に暴力団関係者がいますからね。報道されるのははばかられるんでしょう。活動資金もその方面から出ていますし。
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世の中も変わった? (ジョーカー)
2019-10-13 08:44:55
暴力団関係者が人道支援をするようになったなんて、よい話じゃないか。
脅されて渋々賄賂金をもらうような電力会社に、暴力団の爪の垢でも煎じて飲まさせたいね。
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