

パレスチナとイスラエルが停戦に合意した。このことは歓迎されなければならないとは思うが、パレスチナは当初の目的の最低限は達成したともいえる。 新型コロナとハマスによって延命している、ネタニアフはあだ花を咲かせておきたかったのであろうか。 イスラエルは建国後4度の中東戦争を起こしている。その間の死者の比率は285対1である。圧倒的な勝利はいつもイスラエルの側にある。財力と技術でアラブ諸国を圧倒している。 私たちはナチスによるホロコースト(民族浄化作戦)で、ユダヤ民族が大量に虐殺されたことを学んでいる。戦後彼らはパレスチナの地にユダヤの国を建国した。ユダヤ人は多民族に対して、ホロコーストの経験を生かしてさぞかし優しい国家を建国するものと誰もが思ったはずである。 ところが現実は逆である。今回のガザ地区の空爆を見ればイスラエルの技術の高さが見て取れる。ここには正邪の論理などない。屈強なプロレスラーが10才の子供と戦って、どちらが悪いという論理が通用するはずもない。 強者は弱者の論理を静かに耳を傾けなければならない。それができないのは、彼らがホロコーストの歴史を踏みにじっていることになる。

ユダヤ教には選民思想があるので、アラブ人と自分達が同じ人間だと考えていないと考える人が多いだけかと思います。
そもそもホロコーストの時でさえ、自分達以外のユダヤ人が犠牲になっても自分の身内が助かればいいと考えていた人もいましたので。
ヒトラーは、ユダヤ人以外にも同性愛者や障がい者、ジプシーなども虐殺しています。少なくとも敵対していない人まで殺していることを考えるとパレスチナとイスラエルの関係と同じに出来ません。
(ハマスはイスラエルと敵対し、攻撃も出来ますから)
また、ナチスでは「ユダヤ人」と認定された人はユダヤ人として処理されましたので、どのぐらいユダヤ人に対して民族的憎悪を持っていたのかは不明です。
むしろ、ユダヤ人排除を口実に国内の監視体制や締め付けをするのが目的だったのでは?と私は考えています。当初、ユダヤ人をドイツ国内から追い出すことに終始していましたし。
人種間の争いは古代からあります。もちろんいいとは思いませんが、宗教や地政などが絡むとそう簡単に解決出来ないのも事実です。