そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

消費増税は結局、軍事増税となるのである

2016-04-30 | 集団的自衛権
安倍晋三は政権を取ってから、有償武器援助(FMS)の金額は驚くべき増加の一途である。2012年度の1332億円から、15年度(見込み)には4657億円へと3.5倍に急増している。2015年度は海外からの武器輸入額は、5140億円にもなっている。
2016年度の予算はついに5兆円を超えることになる。とてもじゃないが、専守防衛用とは思えない戦闘機F356機購入は、1035億円である。イージス艦は1675億円もする。あの出来損ないで事故を何度も起こすオスプレイは12機も購入するが、1321億円にもなる。一機170億円以上もするのである。
2016年度予算は初めて5兆円を超すことになる。消費税を増税しても、社会保障には結局は自然増をしたまある金額しか充てられていない。実質的に減額されているのである。
その一方でジャンジャンと大盤振る舞いされるのが、防衛予算・軍事予算である。下の表は世界各国の軍事費あるが、日本は8位になっている。中国やロシアそれに、群を抜いているアメリカなど実態が良く判らないところはあるが、一応の目安にはなるであろう。
先ごろ待機児童の問題が論議されていたが、こうしたことに全く興味のない安倍晋三がやっと取り付けた予算が、たった33億円である。オスプレイの5分の一しか出さないのである。日本ではほとんど報道されないオスプレイ事故(ほら落っこちたオスプレイ)でも触れたが、この飛行体は必ず大きな事故を起こす。大盤振る舞いするオスプレイは、170億円で購入するようであるが、イスラエルには60億円で調達することになっていたのである。
財政再建はいったいどこに行ったのであろうか。国の負債は1044兆円という天文学的数字に上っている。財政再建のためには税収を増やすと、アベノミクスは始まったが、金融バブルがぱちんと起きただけで、失敗に終わっている。緊縮財政に取り組んでこそ二、財政権である。財政再建が確実に取り組んでいるなら、多少の社会保険料の減額も仕方ないと多くの国民は思うであろうが、増税は国防軍事予算に回される現実こそ、安倍晋三の思うつぼなのである。



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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-05-01 06:45:14
「国防」などと大義名分の給っているが、何のことはない、国防とは権力者や金持ちらの利益を守るのが第一義であって、吹けば飛ぶような庶民のことなど念頭にないのである。その事実はかつての大戦争を見れば一目瞭然だ。

政治もまともに機能してない日本の現状を知れば知る限り、我々庶民は様々な手段を使ってあまりに不誠実で卑怯で悪どすぎる日本の権力らへの抵抗を続けて行くのみではないのだろうか。
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