

アメリカの大統領選挙結果に世界中が大騒ぎし、株の乱高下や世界戦略の行方を案じて騒然となっている。このどさくさに乗じて、安倍晋三は世界最大の原発事故を起こしその原因さえも特定できず処理すらままならない日本の原発を、あろうことか核兵器保有国のインドに売り込む約束を取り付けたのである。
全く対抗する勢力が政権与党内にも野党にもないことをいいことに、やりたい放題である。TPPさえもなぜ急ぐのかも何の説明もできない。参入してしまったのはアメリカの要請だったはずであるが、そのアメリカが、トランプの選出で頓挫してしまうであろうが、安倍晋三は何の説明もできない。
インドはNTPにもCTBTにも加入していない。2007年に米印原子力協定をしたのも、核兵器放棄を前提としない原子力発電への、アメリカの協力である。安倍晋三はこれに倣ったのであろうが、核兵器禁止条約に反対したばかりである。平和利用だの核兵器拡散への話し合いの道をつけるためだの、かなりいい加減な説明をするが、こうしたことで何の説明にもなっていない。
安倍晋三が、日本が核武装をしなければならないと言っていたことに重ねれば説明がつく。防衛大臣には、積極的核武装論者の稲田朋美を任命したことでもわかる。日本が核武装をしなければならないというような下準備をしていると思えば、辻褄が合うというものだ。トランプが尖閣諸島は安保の外にあると言ってくれれば、安倍は更に勢いづく。
日本の原発売り込みに、インドでは危機感を抱いている。インドでは化学工場が大事故を起こした経験がある。核となればなおさらである。日本がいまだに福島原発の処理に道が付けられない状況である。インドの人たちが不安を抱くのは当然である。
核保有国への原子力技術の支援は、北朝鮮に対する態度と全く異なる、安倍晋三のダブルスタンダードである。核に対する姿勢が一貫していない。
安倍晋三は、日本の「唯一の被爆国」としての地位を投げ捨て、兵器開発や輸出に加えて原発産業の振興のために輸出をするのである。ベトナムへの売り込みに失敗した見返りでもある。経済界の支援を背景に、軍事国家へ歩む安倍晋三である。


そんなの当たり前でしょう。インドからは無慈悲な鉄槌・・なんて言葉聞いたことないですし。同じ態度を取らないといけない理由って何かあるんでしょうか?
>日本の「唯一の被爆国」としての地位
現状でどのくらい価値がある立場なんですかね。
アベシンゾ如くどうしようもない愚者が首相などやっていて、そんな人物を有権者が直接に罷免することができない日本が崩壊するのは正に時間の問題だけだろう。
防衛装備品や原発輸出で成長戦略を夢見る安倍政権は間違った政策だ。
歴史を忘却する者は歴史によって復讐・報復される。
価値の意味は一般的に「人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつ概念」と言われています。
せめて、経済的価値なのか哲学的な価値なのか説明されても良いと思うのですが?
ところで
>価値の意味は一般的に「人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつ概念」と言われています。
これの出典はどちらですか?興味があるので良かったら教えてください。
→《「政治的」に役に立つ度合い、経済的値打ち》とでもなるのでしょうか?
我流に翻訳すると
→儲かれば原爆投下で失われた命、悲惨な記憶を残すことには価値がないという意味になりますね。
出典
→フリー百科事典(ウィキペディア)では《価値(かち、value)とは、或るものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。
殆どの場合、物事の持つ、目的の実現に役に立つ性質、もしくは重要な性質や程度を指す。何に価値があり、何には価値がない、とするひとりひとりのうちにある判断の体系を価値観と言う。》と説明されています。
他の辞典も似たような説明ですから、ご覧になったらいかがですか。
唐松様の文章から引用させて頂くとすれば、「政治的」に役立つ度合いです。
私が一言も触れてないのにどうして経済的値打ちという考えが出てこられるのか不思議ですが、それを考えられる想像力には敬意を表します。
出典の件、ありがとうございました。