そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

史上最悪の防衛大臣が誕生する

2016-08-02 | 戦争
安倍晋三の盟友である甘利茂が不起訴が決まったとたんに、国会へ顔を出した。本人はビョーキというが、不眠症など自己申告病である。とても都合がいい病気である。それでもさすがに今回の入閣はないようである。
ところが、安倍晋三お気に入りのウルトラ右翼の稲田朋美がこともあるか、防衛大臣として入閣するという噂である。南京大虐殺はなかった、日本刀で殺害人数を競った二名の将校の名誉回復の訴訟をやっている。敗北している。このグループは、先の戦争は間違っている。それは敗北したからである。うまくやっていれば勝つことができた戦争であるというトラウマから抜け出ていない。報道は自らの主張に近い人物と、稲田を説明している。かつて、稲田はアホであると本ブログで指摘したが、主要な法案の説明はほとんどできない。彼女には安倍の擁護を受ける思想があるだけである。
先ごろ韓国人へのヘイトスピーチで名ををはせている、在特会との関係を裁判所が認め、稲田の訴えが退けられている。
彼女は沖縄の集団自決さえも否定いている。韓国からの入国を拒否されている。

稲田朋美は成長の家の経典ともいえる、「生命の實相」を擦り切れるまで何度も何度も読んでいると、自慢げに公表している。一般人ならそれでもい良かろうが、政権の中枢にいる人物である。生命の實相は生長の家の創始者、谷口雅春の著書で人間は神の子であると説く。生長の家はあらゆる宗教を統合するものであるというのである。そして日本は天皇を抱く神の国であるというのである。カルト集団ともいえる生長の家の信者、信奉者でその後の日本会議には当然のように参加している。
上記の稲田朋美の戦争に対する発言の詳細な出所は確認できないが、谷口雅春の言葉かそれを解釈したものと思われる。
稲田は、憲法を変えるほうが立憲主義という、本末転倒の主張を何度も繰り返す。野党との討論を聞いていても、ほとんど質問には答えることがない。それでいながら自説は延々と述べ続ける。不都合なことは指摘されてもとぼけるほどの技術や機転もなく、否定して話題をそらすだけである。
国会での質疑でぼろを出すことは目に見えている。無知を晒すか回答できなくなることが考えられる。いずれにしても、自衛隊のトップ(防衛庁・防衛省)に史上最悪の人物が座ることになる。安保関連法(戦争法)の存在ともども、恐ろしい時代になったものである。

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Unknown (きなこ)
2016-08-03 02:38:26
「生命の真相」は、19世紀終わり頃のアメリカで、カルバン主義に反抗して興った、キリスト教ニューソートの流れだそうですね。
そもそもニューソートとは、自己否定的なプロテスタント・カルバン主義で、ノイローゼっぽくなっていた初期のアメリカ人達が、
いやいや、神様は本当は優しくて、人はみんな宇宙とつながっていて、人の中にキリスト(=神の子!)がいるんだよ~、と、プロテスタンティズム解釈の大どんでん返~し!をやって、
今に到る、ポジティブシンキングとか、やたらあかるくて楽天的なアメリカ人、というイメージキャラクターの基となった、思想ですよね。

で、外資系企業に勤めていて、ニューソート思想に触れる機会のあった谷口さんが、それを光明思想、と訳して、日本風にアレンジして紹介?したのが、「生命の真相」なんでしょうね。
自己を肯定してくれる癒し、として、読んでいて気持ちいいのでしょう。

でもそれを根拠に?、日本人は神の子だー、とか言っちゃうのは、
いやそれ元はキリストのことだしー、だいたいアメリカが本家だしー、アメリカの本家も評価分かれてるしー、みたいな、
(ノ∀`)アチャー重ね重ね、な、感じですよね~(^-^;
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Unknown (きなこ)
2016-08-03 08:13:20
ニューソートは、ヒステリーで病気になっている人には、自分を肯定してくれるので、効果的な癒しになるのでしょう。

しかしアメリカでも、この考え方の流れが暴走して、
現実を直視せずに、自分を反省せずに、神様を召使いと勘違いしてるんちゃうか(ポジティブに願えばなんでも実現する“引き寄せの法則”とか)と、
まっとうなキリスト教者からはニガニガシ~く見られている考え方ですが、

この人の言い分は、それにハナマルくらいの輪をかけて、ひどそうですね。

天皇陛下が希望されている生前退位を、妨害しようとしているのも、なぁるほど、この人たちなのでしょうね。

神さまを、言うことを聞いてくれるしもべと勘違いしているあかんアメリカ人、と、全く同じ思考パターンですね。

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Unknown (タンケ)
2016-08-03 12:13:50
ここに投稿している人物らの発言を読むと、獣医師へケンカ売る如く批判していたり、聞きなれない言葉を弄して自己満足していると見える文章記している諸子がいるのに気付く。獣医師の記事が真剣で思いのに対して、彼らのそれがいかに軽率で聞くに堪えない軽佻浮薄なものであることか・・・。

いずれにせよ、イナダ如くが戦争取り仕切る立場に就いたなどとは恐ろしい。どんな右翼人物でもかつての戦争実体験者はまず反戦を言う。それは、実戦の事実がどれほど凄まじく悲惨であるかを経験し知っているからだ。

残念でならない、自身は命令するだけで前線に行くはずない、それも終わった年齢とは言え都合よく「女」を武器にして逃げることができる軽佻浮薄浅薄無教養な人物が防衛首長になどなるのだから。
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Unknown (きなこ)
2016-08-03 14:04:25
谷口さんの文がネットで見られました。

稲田さん画像の何コレ?!( ̄□ ̄;)トンデモ発言の出典は、
『谷口雅春選集』谷口雅春著 潮文閣、1941年、302-303頁
だそうです。

1941というと、アメリカと開戦する直前の、イッチバンあぶない、イッチバン日本人全体が狂っていた時代の、戦意発揚発言ですよね。
想像するに、外資系企業勤務で一般人よりも世界に詳しい谷口さんは、日本がアメリカと戦争する危なさを、かなり分かっていたのではないか。
その恐怖が、逆に超強がりの、怒涛の迷文になったのではないか。

谷口さんは、戦後、早々と引退されたのは、思索家として、やはり反省されたのではないでしょうか。
今の生長の家は、アメリカのヒーリングとか、スピリチュアルとか、ニューソート派と目され、
稲田さんら?日本会議極右からは、左翼化したと責められているそうですが、
これはなにも路線変更したわけではなく、
もともと創設者谷口さんの原点に、原点回帰した、ということでしょう。

そんな狂気の迷文を金科玉条にするなんて、稲田さんってやっぱり変なヒト(o。o;)ですね。
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Unknown (きなこ)
2016-08-03 16:57:56
谷口雅春さんが戦後早々に引退した、というのはマチガイですね(^^;
1978年まで、頑張っていられますね。
ニューソート原点回帰は、代替わりされてからのようですね。
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