そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

歴史を学ばない軍事拡大志向の安倍派の連中

2022-12-02 | 平和憲法

国債を乱発することが戦争につながったと、戦前の戦争に突き進む軍部に免罪符を与えてことについて、萩生田光一自民党清貯会長が「いつの時代のこと言ってんだ!」と一蹴した。
歴史を学ばないというより、歴史に無知な安倍の取り巻きの一人らしい発言である。国債の乱発は軍部に潤沢な資金を集中させることになり、歯止めの利かない暴走の根拠にもなった。日露戦争が資金不足で継続ができなくなり、アメリカのお世話になり手打ちをポーツマスでやったが、小村寿太郎は国民から大バッシングを受けたが、政治家が現在よりはまだ健全であった。
統一教会の名称変更を容認した下村博文元文科大臣も、「金がないから国を守れないなどあってはならない」と、国債の乱発を促す。
現在でも世界最大の債務国家である。国家予算の12倍、1200兆円もの負債を抱えている。少し前までの政権は、自制健全化を必ず政策の中に掲げていたものである。震災やコロナがあったとはいえ、今や財政健全化を掲げていた時代の4倍にも膨らんでしまったが、安倍一派の軍事一辺倒の彼らはそれに上乗せ、それこそこの国を守ることも出来ない。
水田水脈ではないが、軍事予算ほど非生産的なものはない。破壊行為は反生産的であるといっても良い。彼らは近隣諸国と対立しか考えない。安全保障を最も金のかかる、最も環境破壊につながる、最も残忍な方法の軍事に特化して取り組むことなどあってはならない。銃口から平和は生まれない。
そもそも憲法の前文にも9条にも反す行為である。集団的自衛権行使容認の実質憲法無視の法律は、このような転換を平然と行うようになるのである。憎しみしか生まれない。
相手国が先に手を出したと互いに罵り合うのが、戦争の本質である。軍拡競争ほど無意味なものはなく、不信や対立以外のものは生まれ得来ない。
岸田が打ち出した、GDP2%の倍増で安倍派を中心に大喜びのこの国を壊しにかかる政治家たち。
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