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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

原油価格の下落はデフレになるので困る。誰が?

2015-01-10 | 国際・政治

原油価格が急落している。半年前の半額にまで落ち込んでいるのである。一般庶民にとってはありがたい。ガソリンをはじめとする多くの物価が下がってくれるからである。サウジなど産油国が、シェールガス対策で取り組んだトラスト価格統制である。とばっちりを食っているのがロシアである。
ところが、私の嫌いな経済学者にとっては、原油価格の下落は面白くないらしい。アベノミクスはデフレ脱却を目指しているのであるが、物価が下がるとデフレになるからである。一般庶民の感覚であれば、だったらデフレの方がいいと思うものである。
デフレ逆戻りになる原油価格の下落は、アベノミクスの御用学者にとっては認めたくないのである。
これは、「健康のためなら、命さえ惜しくない」という論理である。本末転倒である。経済は”経世済民”で国民のためになる基本に立ち返るべきである。
しかし、逆に見ればこれがアベノミクスの本質であるともいえる。アベノミクスにとって重要なのは、経済統計であって庶民生活など考えてもいない。物価指数や雇用統計や株価が好転すれば、国民の生活などどうでもいいのである。インフレになってくれれば、それでいいのであるという経済対策なのである。

コメント (1)
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