そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

良いこともしている民主党

2010-05-27 | 政治と金

今回の普天間移転に関しては、全く嘘ばかり言い続ける鳩山に失望するばかりです。友愛だの人の命を救う政治だの、生活が第一と総論を展開している間は良か01った。沖縄のあれだけはっきりした民意を殺してしまうこの国の政治スタイルを、民 主主義と呼ぶことができるのだろうか。これでは政権公約などなくてよい。

しかしながら本当は、政権交代して民主党は結構良いこともたくさんやっている。事業仕分けなどは、自民党政権では絶対に手がつけられなかったことである。パフォーマンスだの政治劇場だのと揶揄されても、それでも事業仕分けのやっている作業の効果は計り知れないものがある。

肝炎訴訟や原爆症、水俣病の認定基準などは、自民党政権下では何年かかるか解らなかったことを、いとも簡単に解決へと動き出している。

政権発足当初に、次代を担うと思われる岡田外務大臣、前原国交大臣が打ち出した、密約の調査や脱ダム宣言などは高く評価されるべきである。密約などは、歴代内閣の犯罪行為ともいえる内容である。国家として必要だった、今更暴いて何になると、中曽根などが居直っているが、政権としてはっきりさせたことは評価されるべきである。

工事進行中のもの以外のダム建設は、基本的に中止するとした前原の行ったことも、自民党では決してできなかったことである。その後時間が経つにつれて、多少の亀裂が生じていることを差し引いても高く評価されるべきである。いずれも、政権交代がなければできなかったことである。

もう一つ、温暖化対策に鳩山首相が国連でぶち上げた25%削減も、評価されるべきである。只、その後の経過を見ていると、まったく無根拠に彼は提案したように思われるが、これくらいのことは言わなければならない。実行については可能な限り取り組んでもらいたい。

いずれにしても、政権交代で民主党はかなりいいこともやっているのである。しかも、従来の政権では決して成しえなかったことが少なくはない。

それらのことをすべて帳消しにしているのが、こともあろうか鳩山首相自身である。それに小沢一郎幹事長が足を引っ張っているのであるから、この政党は従来の政党とは確かに異なる。この二人さえいなければ、もっとすっきりした政党であったかもしれない。

コメント (6)
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