今年、北海道の山の紅葉は何所も変であった。大雪山から始まる北海道の紅葉は、ほぼ低地まで下ってきた今日この頃であるが、どの山の紅葉も、10日ほど遅れているのであ 。
最初の写真は、2年前の知床羅臼岳である。右はほぼ同じ頃のもの今年である。明らかに紅葉の遅れが目立つ。
同じく次は知床の滝であるが、2年前に比べると明らかに紅葉の遅れが見て取れる。更に水量が今年は著しく多い。
贔屓目に見ても例年よりも一週間は遅れている。
阿寒は優に10日以上遅れてしまっている。
例年の登山のスケジュールが狂いっぱなしである。勢い込んだ出かけてみると、例年と違った景色である。
雌阿寒岳の下のブルーが印象的な神秘の湖沼、オンネトーでは、ついに撮影の好機を逸してしまった。阿寒も同様である。いつまで経っても、赤と黄色のコントラストが、山肌を彩らない。全体にくすんだような感じで終わってしまった。短い年度での判断は危険であるかも知れないが、これも温暖化の1つの現象ではないだろうか。