○ 雲虎(11-3)
けさの雲虎は様子がおかしい。朝6時ころに、「かつて週刊少年マガジンで連載された『BOYS BE...』を思わせる甘酸っぱい恋愛をしているような夢。そんなきれいな恋愛の夢に浸ってまらが立つわけもなし」と、負けという形で結果報告をしておきながら、その1時間半後には「二度寝したらギンギン。取り直しで勝ち」と、さっきの報告を取り消しての勝ち宣言。
この手のひら返しとも言える行動に観客席からは「いちど負けと言いだしたんだから、自分の発言に責任をもて!」「そんな情けないまらずもう、見ているほうが恥ずかしいわ。『BOYS BE...』を全巻揃えるよりも恥ずかしいわ!」「待ったしないと勝てないようなら横綱なんか返上しろ!」などなどブーイングの嵐。また、玉椿広報部長も「あいつなに考えてんだろ? いくらルール上禁止されてないからってさ、ふつうはそこまでやらないよね。恥ずかしくて。」とあきれ顔。「まさか横綱に『まらずもう精神』について再教育をせんといかんとはなあ・・・」と、いままで横綱への信頼感も大きかっただけに、裏切られる形となって落胆の表情。
各方面から集中砲火をあびる雲虎だが、本人は「横綱は勝ってナンボ」と意に介さないようす。あまりの態度に、一部からは「いくらなんでも横綱が堂々とこんなみっともないまらずもうをとるなんて、どう考えてもおかしい。横綱はすでに優勝の可能性が消えているし、ファンや協会幹部の反発を買ってまで1勝を拾いにいく現実的なメリットもない。もしかしたら、毛呂乃ウイルスが脳にまわったんじゃないのか? ウイルスのせいでわけのわからん行動をとらされているとすれば、つじつまも合う。そしたら悪いのは横綱じゃなくてウイルスをまき散らした毛呂乃だよ」と毛呂乃の犯行を疑う声も。
○ 玉椿(7-7)
「ひさびさに海綿体に血液が流れこむ感覚を味わったよ」と笑顔の玉椿。きょう取り終えて7勝7敗。千秋楽に勝ち越しをかける。
○ 毛呂乃(13-1)
昨日、自身の相撲内容に納得がいかず、「今度こそ」と期するもののあった毛呂乃の今朝のお股報告。「ねじまげて・・・」と満足げ。幾重にもねじ曲がる必殺技、見事なコークスクリュー勃起で納得の白星。そんな毛呂乃だが、このところどうにも眠たそう。「今日は3時間睡眠で起床。最近眠くてしょうがない。他人の妨害などしてる」と相変わらず妨害家なことをアピール。ここ最近、休むひまなく妨害しているそうで、自身は問題なく立ったが、相手はしぼむまで待って余裕の黒星、とのこと。犠牲者は・・・どう考えても蒼狼だ。「起きるときは立っていましたが、目を開けるときはだめだった」という蒼狼の相撲、毛呂乃の「しぼむまで待って余裕の黒星」とのコメントと符合する。もう一人の新入幕、月乃猫も元気なく今日も敗戦、きのうはうなぎを食べても勝てなかった。いきのよかった新入幕2名がこのところ連敗にはまっている。最近妨害している相手はどうやら新入幕の2名。なにも新入幕力士を狙わなくても、と思われるが、男好きの毛呂乃、食ったことのないものは食っておく、という欲深さの表れだろう。
○ 摩羅の川(14-0)
摩羅の川はおととい食べたうなぎパワーの余韻がまだ残っているのか、目覚めると既に勃起状態という得意の速攻相撲で向かうところ敵なしの14連勝。全勝優勝に王手をかけた。取組後のインタビューでも「今週に入ってから相棒が絶好調です。更に気温が低めという運も味方に付いています。明日は必ず勝って全勝優勝しますよ」といつになく闘志をむきだしにしていた。
○ 汚痔の山(13-1)
「横綱のブログで捏造とも思えるバッシングに遭っており、番付が上がってくるとこういうあからさまな妨害がまま有り得るんだなと勉強させて頂いております」と、記者会見を開いて横綱・雲虎への強い不快感を示した汚痔の山。けさはその怒りがダイレクトにまらへと伝わったか、「そのまま嫁を押し倒さんばかり」という激しい勃起を見せて、摩羅の川をぴったり追走する13勝目。「雲虎への怒りの感情をただ爆発させるんじゃなくて、取組にうまく昇華させるあたり、さすがに人生経験豊富なところを感じるね」と玉椿広報部長も感心しきり。
● 蒼狼(9-5)
蒼狼は2ケタ目前で足踏みが続く。「起きる時は立ってましたけれども、目がひらく時はだめでした。私は負けましたね。ざんねんです」と悔しそう。千秋楽こそ勝って、2ケタで締めくくりたい。
● 月乃猫(9-5)
念願の二桁勝利まであと1勝と迫った月乃猫。目標達成を目前にプレッシャーを感じてしまったか、明け方に激しい腹痛に襲われてしまう。あわててトイレへ駆け込み格闘しているうちにまらが完全に冷えてしまい、痛い黒星。終盤の勝負どころへきての連敗に「たっぷり睡眠を貪って万全の体勢と思っていたのですが・・・」と悔しそう。それでも「あすはなんとか勝ちたい」と、千秋楽にむけて気持ちを切り替えていた。