名古屋場所の抱負（毛呂乃）

 

―　まらずもう界の黒船、言わずと知れた四尺まらの巨人・大関毛呂乃関にお話を伺います。

（毛呂乃）　「よろしくおねがいします」


―　まずはこの節電ムードの中、自家発電に次ぐ自家発電、お疲れ様です。夏場は昼間に電力使用のピークが来ますが、毛呂乃関の自家発電のピークはどの時間帯ですか？また、何時間ほどピークが続くのでしょう？

（毛呂乃）　「ピークは一瞬、そこに全てを注ぐのです。」


―　四尺まらが常に熱を帯びて屹立していますが、暑さのこたえるこの時期に、これは不利になったりはしないでしょうか。氷を這わせて冷やすなどのプレイはお考えですか？

（毛呂乃）　「周囲の視線が冷え冷えとしているので問題ありません。」


―　毛呂乃関は場所中、どのような服装で就寝するのでしょう？　あ、ダッチに着せる服の趣味もあわせてお聞かせ願えますか？

（毛呂乃）　「最近は暑いですね。ござの上に薄着で寝ています。暑がっている者に服を着せるなんて残酷じゃありませんか？」


―　夏休みに入りますと、暇になった少年ファンの注目も高まります。夏場の稽古はいろいろな意味で脱水症状を起こしやすいと思います。夏休み、大関にあこがれて稽古に明け暮れる中学生の皆さんに、夏休み中の稽古に関してアドバイスをお願いいたします。

（毛呂乃）　「とにかく水を飲みましょう。夏休みの宿題は先に終わらせましょう。」

 

―　毛呂乃関を「大関」とお呼びしていますが、もう一つ上の地位があります。今場所は玉椿関に東大関の座を奪われ、まらずもう界では第3位の地位になってしまいましたが、ご自身も先場所は14勝、今場所好成績で優勝すれば、最高位・横綱昇進もありえます。番付上位の2人、雲虎関、玉椿関について、コメントをいただければと思います。

（毛呂乃）　「以前も申し上げたとおり、最初から標的は玉椿関です。横綱には貫禄負けですね。というか、場所中は横綱と口を聞きたくありません。」


―　それでは今場所の目標、お聞かせください。

（毛呂乃）　「玉椿関の撃破と正しい報告です。」


―　毛呂乃関にお話を伺いました。・・・っと大関、かき氷に自前の練乳をかけて食べ始めましたが、よい子の皆さんはまねしないでください。

（毛呂乃）　「・・・・・・」