高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

歳をとる難しさ

2005-11-11 08:38:55 | 外出介助
昨日さろんに3時過ぎMさんが来られました。「自宅の地下室が水浸しになった」。と話して帰られました。ご主人は足が悪くご家庭では何でもMさんが一人でされている様子が話し振りから手に取るように分かり気になりました。帰りに寄って手伝えるなら手伝って帰ろうと訪ねました。自宅はすぐに分かりガラス戸を開けるとご主人が顔を出されまもなくMさんも姿を現して「こんな所へ来ていただいて」と言いながら、「見られたくないから一人で片付ける」ときっぱり言われました。老夫婦のご家庭はどこもあまり変わらないと思うのですが、Mさんのところも所狭しと生活の歴史を感じさせる様々なものがおかれていました。整頓されていないところを見られるのは女の恥を見られるような気がして、手伝いを断られた気持ちはよく分かるのですが、水浸しになったものを一人で片付ける体力と気力はたいへんです。気持ちと体力の開きは歳を取るほどに広がり、自分で片をつける難しさを思うのです。いつも毅然として、来られたら教訓めいた話をされ自分の老いに負けないと気持ちはしゃんとされています。このような方ほど歳を取ることと折り合いをつけることの難しさを思います。困ったとき遠慮なく手を借りることが出来る自分を作り上げるのも必要ではないでしょうか。Mさんそんなにがんばらなくて良いですよと“声”ではなく伝えられたらと思いました。


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