高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

自宅で住みたい

2005-10-28 08:37:45 | 外出介助
10月27日午後2時から『私たちでつくるグループハウス・宅老所』(さいごまで地域で暮らそう)大阪市宅老所・グループハウス連絡会の発会式と記念対談がありました。
「きのこ老人保健施設」の武田和典さん、「このゆびと~まれ」西村和美さんの対談は心が休まり、私たちの夢を形にされたお二人の強さと暖かさを受け取り力がわいてくる思いがしました。話をお聞きしなが、私たちが関わったIさんを思い出していました。
 Iさんは認知症で重度の範疇に入るのかなと思われる方でした。出会ったときは普通の人という印象でしたが介助に出かけた会員の報告は日ごとに??でした。私も介助に出かけましたが「家族がたいへんだな」と思いました。一人娘さんで足に障害があり、頻繁に外に出たいと言われるIさんの希望に添えないのです。出かけたくなれば、待ったなしで要求されマンションの扉をたたき続けられます。私たちと出かけても疲れたら道の真ん中で大の字になられる方でした。あるとき、部屋にマリアさまが飾ってあるのに気がつきました。クリスチャンだそうで、それから毎日曜日、教会に同行しました。教会に行き始めましたらとても穏やかで、私たちに「娘をお願いします」と言われ、娘さんの将来を案じて居られる気持ちが痛いほど伝わってきました。お付き合いは2年と少しでしたが亡くなられる1ヶ月前まで教会に同行しました。自宅だったから出来たことと思い、地域で生き続けることが出来た幸せを思いました。 



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