Aさんのお嫁さんが食事会のお金を持ってこられました。いつからか忘れましたが物忘れが激しくなったということらしいのです。
先日は「ちょっと」と呼ばれ出ていくと、今日はAさんの体調が悪いからもし迷惑になるようなら『家で用事があるらしい、息子さんが呼んでいたとでも言ってください』と。また、何の話からか忘れましたが、「私はおばあちゃんは好きではないけど、今の家はおばあちゃんの家だから、デイサービスと、ショウトステイとこのからほりさろんと家で最後まで見ようと思っているのでよろしくお願いします」と言われました。
1,2年前には「おばあちゃんは嫌いやから、私の目の前にいなかったらいい」ときつく言われて、私がガックリしたことがありました。
そんな嫌いな人を私たちは一生懸命に見ているのが正直ばかばかしく思ったりしていましたが、この前はなされた言葉は胸に響きました。
Aさんは度を過ぎた世話を焼きすぎ、そのうえ命令口調です。「人に親切に言っているのにお礼を言わない」と怒られます。道で出会っても避けられるらしく「誰も私と話してくれない。どうしたらいいでしょうか」と悩んでおられ、寂しく感じられているのです。でも、さろんではいろいろな発言でもめることが多いのです。
横道にそれましたが、お嫁さんがこのように思ってられるなら、私たちも最後まで家で過ごすことができるように手伝おうと思いました。
サロンでAさんは評判が悪いのでお嫁さんの気持ちを話、知られたら気持ちも変わるかなあと、伝えましたが「あんたやさしいな」と予期しない答えで、少し案じられますが、お嫁さんの決意を応援したいと思っています。