ちょっと古い話になりますが、暮れも押し迫り外出介助にOさんを訪ねました。
Oさんは十年以上前から会に登録をし、しばらく利用も連絡も途絶えていたのですが最近再び利用されるようになりました。
図書館と買い物、銀行に行きたいと依頼でした。
早速、銀行を目指しスタートしたのですが、千里中央は空中の町のように歩道橋であちこちつながり10年前はこんなに複雑ではありませんでした。
その上、歩道橋の改修中で見えている銀行の道順が分からないのです。近くで切手を売っている郵便局の人に聞いても要領を得ないのです。説明はいったん一階に下りてまたエレベーターを探してとても複雑なのです。自力で下りないで何とか道を見つけやっと着きました。
苦労して行った銀行で(右手が麻痺のかたです)自分で書いてくださいと係りの方。筆圧に力がなく左手で字にならないような字で、御本人は認めがたいからでしょう「最近の銀行はサービスが悪い。昔は書いてくれた」と不満を口に出され、最近の状況で仕方がないと思いながらも、何とかならないのだろうかと思いました。
もうひとつ不安になったのは、Oさんの通帳に0の多い金額が記録されていたことです。この通帳と印鑑とを持って銀行にいきかなりの高額を引き出されました。半身麻痺があり介助者と銀行に行く人を思うと危険と皆さん思われません?
高齢の方には色々な家庭環境や状況があります。高齢者が溢れる時が迫っています。高齢者の皆さんが安心して利用できるようなサービスと、配慮に、銀行で知恵を絞って対応をしてくださるようにお願いします。