京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

お細工物日記  桔梗と菊

2008-10-08 22:16:01 | お細工物日記
今日は月に一度のお楽しみ・・贅沢・・
お細工物のお稽古に行ってきました。

先月の続き、桔梗袋を途中まで縫って続きを教えていただきました。
月に一度しか行けないため、できるところは家で宿題にし、
次の「菊袋」を教えていただくことに・・・

今回はどれも仕上げることができませんでした。
まだまだ、教えていただくものがいっぱいあるのに
宿題を次のお稽古までに仕上げるのがやっとの状態


最近、わかってきたこと
つい縫うことに気を取られるけれど、
それより下準備の大切さ、布にアイロンをかけ布目を通し
型紙を正しく写し、印どうりに布をきれいにカットすること。

何年もお稽古しながら、こんな基本的なことがやっと判ってきたのです。
先生に、このことをお話したら
「そうよ、織物だって、縦糸をキレイにかけるまでが大変なの。
それができたら、後は織るだけなの」
と。

それから、「縫う腕より、やっぱり布次第よ」とも。

先生のおっしゃることが、数をこなしていくうちに
ようやくわかってきて、何でも身に付けるには年月が必要なんだなと感じます。




桔梗袋の途中です。
これに裏地をつけ、口布をつけ、紐を通したら出来上がり・・
もう少しです





「菊袋」
今日は、布を裁ち、12枚の花びらをつなげて縫うところまで・・
これは古いちりめんで、縫いやすいです


今は秋なので、秋の花を教えていただいてます。
先生は、やっぱり秋には秋の、春には春のお細工ものを・・という
お考えです。
私もそう思います。
コメント
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