半透明記録

もやもや日記

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【旅の記録】11月10日(水) 晴れ→曇り→雪 

2004年11月24日 | 旅の記録
10:34 ウィーン西駅 → ザルツブルグ

今朝は晴れていて、さほど寒くもなく気持ちがいい。
昨日はウィーンでも雪が降っていたが、西駅を発車してしばらくすると
積雪している地域もあった。
もう冬なんだなー。
雪景色も美しい。
今回の1等車輌は個室になっていて快適だ。
コーヒーの車内販売などもまわってきてくれる。

13:56 ザルツブルグ着

ザルツブルグに近づくにつれ、雪が深くなっているような気がする。
寒そう。
山間部の紅葉はとても美しい。
到着してみると、ザルツブルグの街中には雪はまだ積もっていなかった。
街の印象は小ざっぱりとしていて落ち着いている。
とりあえずホテルへと直行するが、うっかり遠回りしてしまった。
本当は駅からとても近かった。
ウィーンで泊まったところとくらべると、今度のホテルは小さい。
しかし、客室は適度に広々としていて気持ちがよく、花が飾られていたりする。
浴室も青を基調とした内装でさわやかだ。
気分がくつろいできた。
テレビでは日本の番組をみられるらしいので、試しにつけてみると、
NHKの「ニュース10」がうつった。
久しぶりの日本の映像だ。
高知の大学から2頭のイルカが和歌山まで逃げたらしい。

15:00 近所をぶらぶらしながら、ミラベル庭園に向かう

向こうに見える山の木々が雪を冠っていた。
街並は手入れが行き届いているのか、整然とした印象を受ける。
小さな街のようなので、明日はゆっくりと見てまわれそうだ。
通りを歩く人の数も少なくてよい。

16:00 ミラベル庭園

とにかく紅葉が美しい。
数種類の木々がそれぞれに違う色の葉っぱを落としているので、地面には色違いの
丸い模様が沢山できている。
人気のない夕方の公園を抜けて、橋を渡った向こうで、はやめの夕食をとることにした。

17:00 シュテルンブロイ にて夕食

シュテルンブロイというビアホールのようなところに入る。
テーブルのひとつひとつにバラが一輪ずつ活けられている。
今回も食事がおいしい!
ローストポークとキャベツの酢漬けを頼んだ。
肉の方は柔らかく最高においしいかったが、その横にパンのような小麦の団子が
添えられている。
食べるとふかふかして、プラハでも食べたクネドリキに似ている。
つまりお腹の中でもの凄く膨張するのだ。
さっそく苦しくなってきたぞ・・・。
そう言えばウィーンのカフェでも見たような気がする。
こちらでは、一般的な食べ物なのだろうか。
キャベツの酢漬けはさっぱりしていて、とてもおいしい。

店内は街の様子と同じく落ち着いていて、向こうの席にはおばあさんの5人くらいの
グループが座っておしゃべりをしたりして、地元の社交場という雰囲気だった。

ホテルへ帰り、今日もはやめに寝る。
私はザルツブルグが気に入った。
今回は雪の季節だったけれど、夏に来れば川沿いの景色が美しいに違いない。
11月は上演のないマリオネット劇も見られるだろうし。
来たばかりですでに次回のことを考えている。

【旅の記録】11月 9日(火) 雪 → 曇り

2004年11月24日 | 旅の記録
今朝はとても寒い。
窓の外もすごく寒そうだ。
朝食をとりに食堂へとおりる。
ここは大型ホテルの割に食堂が狭い。ぎっしりと並んだテーブルにびっちりと人が座っている。
我々も何とか席を確保し、中国人の50歳台くらいの女性2人と隣り合った。
とても陽気な人たちで、色々と話し掛けてくれる。
今は二人ともアメリカで暮らしているらしい。
オレンジが酸っぱくて堪らないらしく、私の斜向かいのおばさんはもの凄い顔をしている。
私達にもどんどん果物を分けてくれた。
朝から楽しい人たちだった。

9:00 地下鉄にてシュテファンスプラッツ駅まで行く

表に出ると、驚いたことに雪が降っている。というか吹雪いている。
さ、寒い・・・。
私にとってはこれがこの冬(もう冬だった)はじめての雪であった。
がんばってオペラ座前まで進んだ。
一生懸命に傘をさしているので、オペラ座の様子はよく分からない。
シュテファンスプラッツ駅からオペラ座方向に走るケルントナー通りは、
銀座のような印象で栄えているようだった。
デパートをのぞいたり、ぶらぶらと歩いてみる。
物価は高いようだ。

11:00 カフェ レ-マン にて休憩

ショーウィンドウにおいしそうなケーキが並んでいるので、ふらふらと入ってみる。
甘いケーキとカプチーノを頼み、少し寒さもおさまった。
軽食をとっている人もいる。
よく見ると、ひき肉入りの団子のようなものを食べている。
せっかくなので、旅行に出る前に勉強してきたドイツ語を使ってみる。
”ツァーレン、ビッテ!”(お勘定をお願いします)
お店のお姉さんは頷いているが、果たして通じたのか?
昼時となり店内が混雑してきたもあって、なかなか勘定に来てくれない。
が、しばらく待っていると来てくれた。
やった、通じてた!!・・・のか?

王宮を通り抜けて、美術史博物館に向かう。
途中のDEMELに立ち寄って、チョコレートを眺める。
パッケージが非常に美しい。
この店だけ、昼間から表に電飾をたくさんさげていて華やかである。

美術史博物館では、ついつい面白いものばかりに目がいってしまう。
そもそも私は何の美術的知識も持ち合わせていない。
エジプトコーナーの動物を象った小さなブロンズ像のところが一番楽しくて、
一人で笑いながら薄暗い中でスケッチする姿は不気味だったかもしれない。
一体何をしに来たのかという感じになってきたが、絵画の方では以前からちょっと気になっていた
ブリューゲルの「バベルの塔」が置かれていた。
へー、ここにあったのかー。
などと間抜けなことを言いながら、この人の他の作品も見てみる。
なんだか色や構図は見ていて気持ちが良かった。
展示室にはそれぞれソファーが設置してあるので、休み休みゆっくり鑑賞することができた。

15:30 軽食をとる

美術史博物館を出て、大通りをぶらぶらしながら、すっかりお腹も空いていたので、
ガイドに載っていた”Lux”というレストランに向かう。
着くと、入口右手のテーブルに10人ほどの男女が輪になって座り、何やら盛んに議論している。
芸術関係の人たちだろうか、と根拠もなく憶測する。
ランチを頼もうと思ったら、15時まででおわったそうで、普通のメニューを貰い、
”Gnocchi with mashroom~~”という謎の料理を注文した。
出されてみると、どうやらニョッキらしい。謎でもなんでもない。読めなかった。
これがニョッキか~、はじめて食べた。(なんだかあわれだ)
それにしても激しくおいしかった。

18:30 レストランを出て、お店にちょこちょこ立ち寄りつつ、ホテルに戻る

途中のスーパーマーケットに入ってみる。
品数が豊富で楽しい。
ウィーンでもカカオ味のヨーグルトが売られているが、今度はコーヒー味もあった。
気になる。

19:00 今日もはやめにホテルに帰った

結局、今日は昼過ぎから雪は止んで寒さも弱まったが、明日は朝からザルツブルグに
移動する予定なので、晴れるとよいのだが。どうせ列車に乗りっぱなしだけど。
日記をつけていたのに、気が付いたら朝6時だった。
この旅行中、最も長時間の睡眠となった。
ようやく旅に慣れてきたらしい。