半透明記録

もやもや日記

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【旅の記録】11月 6日(土) うす曇り→雨

2004年11月22日 | 旅の記録
プラハ1日目

Tulip Inn Terminusでの朝食はおいしかった。
パンの種類が豊富だ。
ハムやチーズがおいしい。
ココア味のヨーグルト(!)を食べてみる。微妙に美味。

プラハ中央駅にて鉄道パスのヴァリデート完了。
ホテルから近くて良かった。

ヴァーツラフ広場を抜けたところで、モンゴルから語学留学に来ている
という女の子から、教会でのコンサートのチケットを購入。
会場まで案内してくれた。
朝青龍を知っている彼女は日本語も少し話してくれた。
「ゴザイマス」__ありがとうの一部だった。

街角のソーセージ屋さんにて飲み物を買う。
ショーケースに並んだハムやソーセージは、種類が豊富でとてもおいしそうだった。
しかし買ったのは飲み物だけ・・・。
その向かいのマリオネットのお店にて、Y女史は木製のパズルを購入。
絵柄が大変に可愛らしい。
魔女のような怖い人形も売られていた。

ハベル市場を抜けて、旧市街の中心、ヤン・フス像のある広場へと出る。
途中のビーズアクセサリーのお店ではスワロフスキービーズの指輪がとても素敵だった。
チェコ特産のガーネットは少し値が張るので、気にしないことにしようと思う。
お店のお兄さんはとても親切で、雨の日はスリが多いから気をつけるようにと、
注意を促してくれた。

ティーン教会横の通りを進むと、ブラックマドンナが建っている。
キュビズム美術館は閉まっていたが、外観はとても格好いい。
プラハはキュビズム建築の街でもある。

少し中心部に戻って、遅めの昼食をとる。
ボルチーニ茸のパスタ、マルゲリータとレッドサラダ(とにかく赤い野菜だらけで美しい)。
とてもおいしいけれどボリュームが・・・。
地階へと続く階段が美しいレストランだった。

雨が降っている。
天気が変わりやすいようだ。
折り畳み傘を持っていて良かった。

16:00 教会にてコンサートがはじまる

小さな教会の内部では、ほとんどの席が埋った。
絵画、彫刻、音楽、宗教。異文化の真只中。
高い天井に響く音色を聞きながら見る、中央の天使像とその奥の窓と向こうに広がる曇天の空。
なぜか小学生の頃の土曜日の午後のことを思い出して仕方なかった。
そう言えば、今日も土曜日。
演奏された曲は、絶えず響き渡りながらかえって静寂を深めていくようだった。
こういう音楽は静けさと関係があると分かった気がする。

教会を出ると、雨が上がっていた。日も暮れてきた。
地下鉄にてプラハ城に向かう。
少々道に迷いつつ、長い坂道を上り、なんとか到着。
門の前で私が落とした帽子を、親切な女の子が拾ってくれた。

夜のプラハ城はライトアップされていて美しい。
プラハの街灯はオレンジ色で統一されているようだ。
飛行機から見下ろしたときもオレンジ色だった。
今日は日が落ちて、中まで見学も出来ないので、明日の朝また来ることにする。

プラハ城から地下鉄 Malostranske駅まで下る。
ひたすら石畳の道が続き、維持管理は大変だろうと思う。
建物の前を走る歩道は、アーチのようになっているところもあり、
美しくてたまらなかった。
プラハは幻想的な美しさだ。

Malostranske → Muzeum → Hlavni nadrazi と地下鉄に乗ってホテルへ帰る。
地下鉄駅構内のデザインが素敵だった。
駅名の字体もいい。
広告は、壁に掛かった大きな液晶画面に映されて、ハイテクだと思う。
車内は赤を基調としたカラフルなデザインで、まだ新しい。

Hlavni nadrazi駅はプラハ中央駅の中にあった。
ホテルに帰ってすぐに寝てしまう。
お疲れさまでした。
夕食は食べられなかったので、翌日にかける。

【旅の記録】11月 5日(金) 晴れ

2004年11月22日 | 旅の記録
9:35 関西国際空港

南海電車に乗って、海を渡る。
なにか妙に孤独を感じる。
青い空に飛行機が飛んでゆく。
私ももうすぐあれに乗るのか。

10:00 無事に搭乗手続きを済ませ、両替をしてみる

この旅では、チェコ、オーストリア、ハンガリーの3国をまわる。
チェコ、ハンガリーではまだ使えないが、とりあえずユーロに両替する。
10、000円 → 70ユーロとおつり。
10ユーロ札には、なんだか有り難みが湧かない。

11:35 定刻通り離陸

これから12時間の長期飛行らしい。
大変に緊張する。飛行機に乗るのは7回目。
意外にも、大阪→東京→長野→新潟の上空を抜け、ロシアを通過し、
ウィーンに向かうというルートだった。
ハバロフスク上空では異常な寒さ。
寒すぎる!
途中から暖かくなったことを考えると、暖房がついていなかったのかもしれない。
私は真ん中の通路側に座っていたが、隣りの2席は空いていて、一番向こうには
中年女性がいらした。
座席に置かれた毛布とクッション2組みは、彼女のものとなる。
無論、座席そのものも。
いいんです、別に。私の席はもともと1つだったんですし。

カフカの『城』を読みつつ、居眠りしつつ、日本からどんどん離れてゆく。
約800km/時。
長いと思った12時間はあっという間に過ぎた。

15:35(ここより現地時間) ウィーン シュベヒャート空港着 曇天

プラハへの乗り換え待ち。
ここで、今回の旅を御一緒するY女史と合流する予定だ。
本当に会えるのか、1週間くらい前から不安だった。
何しろ私は海外に出るのさえ、まだ2度目なのだ。
しかしそんな心配は当たらず、東ピアの待ち合わせ場所にて無事Y女史と再会!
東京からの便もほとんど同時に着いていたらしい。
待ち時間の間に、空港内を物色。
お土産物屋は、やはり高めの価格に設定してあるようだ。
まだ買わない。

19:40 少し遅れ目で シュベヒャート発 → プラハ

かなりの小型飛行機。内部はまるでバスのようだ。
隣のおじさんは大きかった。
なんとか席におさまっていた。

20:40 プラハ着

上空から眺めるプラハは美しかった。
街はオレンジ色の灯りに照らされている。
着後、空港にてチェココルナに両替する。
しかし、用意してきたインターナショナルキャッシュカードの使用には
失敗する...不安だ。
空港からはミニバスにてホテルへと向かう。
乗合バスでぐるぐると、夜のプラハを楽しんだ。

21:30 Tulip Inn Terminus

なかなか素敵なホテルだ。
部屋の天井がとても高い。
お風呂もとてもきれい。
それにしても、緊張がまだ解けず、眠れなかった。
はじめてのヨーロッパであることや、両替のことがまだ気になる。
小心者はつらい。

日本を離れて18時間。
長い1日となった。

記録を開始します

2004年11月22日 | 旅の記録
大阪の空は晴れたり曇ったりしている。


今日から記録をつけることにした。
右の絵はオオサンショウウオ。
カレル・チャペックの『山椒魚戦争』を読んだとき、描いてみたもの。
チャペックと言えば、チェコを代表する作家である。
実は、私は2週間ほど前、チェコを訪れた。
はじめてのヨーロッパ旅行ということもあり、毎日「旅日記」をつけていた。
そのノートをもとに、日を遡って、少しずつ記録しなおそうと思う。