半透明記録

もやもや日記

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【旅の記録】11月13日(土) 曇り→雨

2004年11月27日 | 旅の記録
10:07 ウィーン西駅 → ブダペスト東駅

プラハでの教訓を活かし、今朝も駅へは早めに向かう。
西駅までは、地下鉄のシュテファンスプラッツ駅から1本で行ける。
シュテファンスプラッツ駅に降りる階段のところで、スーツケースを
抱えていると、年輩の女性が手伝って下さる。
エレベータに乗ると、西駅方向の乗り場がどの階なのかよく分からない。
すると、これまた年輩のおじさんがホームを教えてくれた。
お礼を言うと、とても爽やかに「どう致しまして!」
(ドイツ語なのではっきりとは分からないが多分)と言ってくれる。
こちらから何も言わなくても親切にしてもらって、とても有り難かった。
同時に、私はウィーンの街の都会化して汚れたところばかりを
目に映して、そこに住んでいる人には少しも注意していなかったのだ
ということが判る。
ウィーンは最後の瞬間に、この旅でもっとも強く美しいインパクトを私に与えた。

地下鉄U3号線を下車してエスカレータを上がると、国鉄の西駅の構内に出た。
あれ!!
西駅を利用するのはこれで3度目だが、これまではいちいち駅の外へ出てから
入り直していたらしいことが、ようやく判明・・・。
今度乗る車輌は個室ではないのが残念。
列車で移動するのもこれで最後だ。

13:10 ブダペスト東駅

定刻より少し遅れて到着。
私のイメージするいかにもヨーロッパ的な、巨大なかまぼこ型の倉庫のような駅。
意外にも、ハンガリーまで来てはじめてこのタイプの駅に遭遇する。
それにしても雨が激しい。
この旅行中もっとも強い雨となった。
駅に着くなり、これまでのチェコやオーストリアとは何かしら違うものを感じる。
降車口に人が群がっている。
どうやらタクシーやホテルの客引きらしい。
地下鉄での検札にも、よその国でもあるらしいが、この国ではじめて出合った。
切符を見せるまでは、気のせいか怖い顔をしているような。

15:00 HOTEL CORINTHIA AQVINCVM

ホテルまでは大変な道のりであった。
まず、地下鉄の路線を乗り間違え(川の向こう岸とこちらがわで線も違うのに、
駅名が同じだ・・・)、冷たく激しい雨に打たれながら、
英語が通じないこの国の人に道を尋ね(日本へ来る旅行者の気持ち)、
さらに路面電車のようなものに乗り換えてドナウ川を渡って向こう岸へ、
またしても親切なおばあさんに降りる駅を教えてもらい、
スーツケースを引き摺りながらさまよい歩いた。
寒い・・・、本当にホテルまで辿りつけるのだろうか・・・。
不安が胸に去来したその時、ホテルを発見!
これまでで最も辛い道程だっただけに、喜びもひとしおだった。

今日はキラーイ温泉へ行ってみる予定だったが、
疲労と寒さのため断念・・・。
しかし、聞けばホテルの地下に温泉設備があり、泊まり客は
無料で利用できると言う。
外にでるのは億劫なので、ホテル内のレストランで食事を済ませ、
(さらっと書いたがとても美味。特産のフォアグラ!も食べた)
水着で地下へと下りてみた。
温泉と言っても、裸にはならないらしい。

中へ入ってみると、結構広い。
ガラス張りで温水プールのようだ。
実際小さな温水プールもある。
ぬるい浴槽が2つと、ジャグジーが1つ、サウナまでが自由に利用でき、
追加料金で数種類のマッサージも受けられるらしい。
ハンガリー名物の温泉体験は、もうここで済ませてもいいような気になる。
暖かい季節であれば、屋外にある巨大な温泉が楽しめるらしいのだが、
今はオフシーズンなのだ。
サウナが好きなので、早速入ると、何か薄荷のようなスースーする
爽やかな香りがする。
沢山汗をかいたら疲れたので、はやくに寝てしまう。