![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ef/791081b2b0c455c8510e72887b8903c2.jpg)
先週、京都へ行ってきた。
有名な三室戸寺の蓮を見てきた。
大きな池があるのかと思っていたら、沢山の鉢がずらずらと並び、そこへ蓮が植わっていた。色は赤いものから白いものまでとりどりである。蓮は私のもっとも好きな花のひとつであるが、こんなに近くで見たのは、これがはじめてである。この日は雨がぱらついていた。蓮の葉の上に美しい露がたまっている。丸くてきれいな宝石のようだ。そういえば、そんな和歌もあったよな。葉の上をじっと観察してみると、降りかかる雨粒が弾けて、真中の窪みにたまっていく様子がわかる。手に触れることもできるほどに近くで見られるので、以前から気になっていたことを試してみることにした。つまり、葉の裏側も水を弾くのかどうかということである。2枚のうち上のほうの葉にたまった水を、下のもう1枚を裏返したところにこぼしてみた。は、弾く。やはり裏側まで撥水加工であった。凝っているな。
まだ高校生だった夏のこと。私はあまりの暑さに夜明け前に目覚めてしまい、もう眠れなくなったので自転車に乗って近所の蓮畑まで行った。まだ誰も歩いていない道路の上から自転車に跨がったまま、蓮を眺めた。白い蕾がいくつも並び、あたりには独特の香りが漂っている。西にまだ月が懸かっていたが、夜が明けはじめるころ色を失い、空に白い穴があいているようにも見えた。しばらくひとりで眺めていた。
10年以上経っても忘れられない思い出を、見る度にまた思い出す。蓮は、何故だか私の中では「完全」という言葉と結びついている。完全な美しさ。いつまでも完全に美しい記憶。
有名な三室戸寺の蓮を見てきた。
大きな池があるのかと思っていたら、沢山の鉢がずらずらと並び、そこへ蓮が植わっていた。色は赤いものから白いものまでとりどりである。蓮は私のもっとも好きな花のひとつであるが、こんなに近くで見たのは、これがはじめてである。この日は雨がぱらついていた。蓮の葉の上に美しい露がたまっている。丸くてきれいな宝石のようだ。そういえば、そんな和歌もあったよな。葉の上をじっと観察してみると、降りかかる雨粒が弾けて、真中の窪みにたまっていく様子がわかる。手に触れることもできるほどに近くで見られるので、以前から気になっていたことを試してみることにした。つまり、葉の裏側も水を弾くのかどうかということである。2枚のうち上のほうの葉にたまった水を、下のもう1枚を裏返したところにこぼしてみた。は、弾く。やはり裏側まで撥水加工であった。凝っているな。
まだ高校生だった夏のこと。私はあまりの暑さに夜明け前に目覚めてしまい、もう眠れなくなったので自転車に乗って近所の蓮畑まで行った。まだ誰も歩いていない道路の上から自転車に跨がったまま、蓮を眺めた。白い蕾がいくつも並び、あたりには独特の香りが漂っている。西にまだ月が懸かっていたが、夜が明けはじめるころ色を失い、空に白い穴があいているようにも見えた。しばらくひとりで眺めていた。
10年以上経っても忘れられない思い出を、見る度にまた思い出す。蓮は、何故だか私の中では「完全」という言葉と結びついている。完全な美しさ。いつまでも完全に美しい記憶。
どうして裏側まで。
やはり呼吸をするための孔に泥がつかないようにするためですかね。
いずれにしろ、美しいからいいんですけど。
蓮の花の中に守られている何かーーロマンですなー。
しかしなんのために・・??
蓮、むかしから好きだったね。
私の中では「神秘」な花です。
蓮の花の中には、
何かが守られている気がするんです