奈良公園。
茂みにうずくまる鹿、鹿、鹿。
いつ見てもメルヘン。
しかし奈良公園は街の中でもあるので、
こんなふうに過ごす鹿もいる。
側溝に嵌り過ぎ。
秋分の日に奈良公園まで行ってきました。午後から大学時代の友人2人と会う約束で、昼前に息子を連れて、K氏も公園まで送ってくれるというので家からてくてくと歩いていきました。よく晴れていたので気持ちがよかったです。
柵にしがみついて鹿を観察する息子。
鹿が大好きな息子は、大きな鹿が通りを悠然と歩いているのを見るなり大興奮してきゃーきゃー言いながら突撃していきました。ちょうど観光客らしき外国人の素敵なお姉さんが鹿と戯れながら写真を撮っているところへも乱入し、指で鹿の目ん玉を突っついたり鼻面を掴もうとしたりと歓声を上げながら悪虐の限りを尽くす息子。「ラブリー、ラブリー!」などと言われながらお姉さんに写真を撮られまくっていましたが、息子の悪魔的行為の決定的瞬間が海を越えてしまうのかもしれないと思うと、私とK氏は青くなって止めに入ります。
我々は普段もあれこれと息子の暴走を止める努力をしてはいるのですが、なにしろ奴はすばしこい。ちょっと目を離すとぴゅーっと飛んでいってしまいます。というわけで、最近は散歩の時にはこういうものを使っています。
リード。完全に犬の散歩状態。そりゃもう悪目立ちしまくりですが、興奮すると周囲が見えなくなり、大好きな鹿やバスを追って車道へフラフラ出て行こうとする息子のようなタイプの子供には必要かと。これのおかげでようやく息子と近所を歩きまわれるようになりました。奈良は自動車や自転車の運転マナーも際どいですしね。おちおち歩いてられない。狭い道ばかりなのにほとんど徐行なしで突っ込んでくるし、青信号の横断歩道でさえ轢かれかける日常;
それはさておき、秋の奈良公園はなかなか素敵でした。鹿は木々の間を行き来しているし、色づいた葉っぱや松ぼっくりは落ちているし、秋っていいですね!
午後からは、私の大学時代の友人Rさんと、Cさん(とその5歳と1歳のお嬢さん方)と待ち合わせていました。ものすごく久しぶりの再会でした。でも二人ともあんまり変わってなかったな。ただ小さい子供を連れていると、どこへ行こうにもすんなりとはいきません。10メートル歩くのに何分もかかったりする。一人があっちへ走れば、もう一人はこっちで寝転んでいたりする。お店などに入ることもできず、結局ずっと「ならまち」周辺を歩き回って終わりました。
こういうちょっとした観光案内エリアで30分以上時間をつぶした;
小石拾いに夢中な息子…
2時間以上かかって最初に集合した場所まで戻ると、もう夕方でした。
それにしても可愛い女の子が二人もいるというのに、その時の息子と言えば…
ぽつーん。
松ぼっくりを拾って並べている…おい!
こんなところへ来ても集めて並べる遊びが止まらない! さらに、松ぼっくりと間違って鹿フンを握りしめていたりもして、私は何度も絶叫しました。けど、まあ、人見知りもせずにわりと機嫌良く遊んでくれてたからいいか。お友達と一緒に遊べるようになるのはまだ先なのかな。相手の女の子達も息子にまったく興味を示さなかったので、子供とはそういうものなのかもしれないですね。Cさんちの5歳のお姉ちゃんの方は、私やRさんによく話しかけてくれて一緒に遊びたがったりもしてくれたので、1歳児ももう少し大きくなれば周囲の人々と「楽しく一緒に過ごせる」ようになるのでしょう。
この日は昼寝もほとんどせず、かなり遊び疲れたはずの息子ですが、夜までずっと機嫌がよく、さらに次の日までご機嫌が続きました。よほど楽しかったんですね。私も疲れたけど楽しかった。
鹿みたいに美しい動物がその辺をうろうろしているなんていう素敵な土地柄にせっかく住んでいることですし、さらに季節はいま秋でもありますし、また近いうちに息子を連れて奈良公園へ行ってこようと思います^^
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