半透明記録

もやもや日記

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よく眠る

2011年03月28日 | 夢の記録





K氏は昨日の日曜日、「なんか疲れた…寒いし…眠い……」といって、午後からうとうとし始めて、夜までそのまま寝ていました。そして、

しまったーーっ! 日曜が終わってしまう!

と慌てて8時頃に起きたのですが、K氏はその昼寝で夢をみていたそうです。


K氏の夢には私がよく登場します。昨日の夢にも私が出て来たらしい。彼の夢の中の私は、姿形こそは私そのものなのですが、言動はいつもとても奇妙なようなんですね。昨日のK氏の夢はこんな感じだった。


***

K氏と私はどうしてだか再びどこかへ新しく引っ越したらしかった。越して来たばかりの部屋はまだガランとして何もなく、そしてその集合住宅は比較的大きなものなのに、ひとけはあまり感じられない。
K氏と私の新しい部屋には、布団が一組あるだけだ。

すると突然、私が「お隣の部屋へ行ってみよう」と言い出す。隣室は空き部屋のようだったが、玄関の鍵は開いていた。誰も住んでいないはずのその部屋は、私たちの新しい部屋よりも広くて快適そうで、しかも立派なソファや家具なども設置してあった。私は「なんか、この部屋の方がいいね。今日はここで寝ようよ」などと言い出したらしい。そして素早く自分たちの部屋から一組しかない布団を持込んで(その部屋にはソファや家具はあったが、ベッドなど寝具はなかった)、さっそくスピスピと私は寝始めた。

そのようすを見てK氏は「なんでこんな入っちゃいけない部屋へ勝手に入って、しかもすやすや寝たりできるんだろう…?」と思いつつも、私の眠る布団の中へそっと潜り込んで、びくびくしながら寝ようとしたらしい。しかし、びくびくしているものだから、よく眠れない。「ああ、この部屋は間取りはいいけど、エレベータが隣にあるから作動音が響くな。自分たちの部屋のほうが静かでいいな。まてよ、エレベータが動いているということは、他にも誰か住人がいるんだな。それにしても、やっぱり落ち着かない…」うーん…うーん……


***




というところで、目が覚めたそうです。
K氏が言うには、夢の中の私はいつもこうやって異常事態のなかでも呑気に寝ているんですよね。

K氏は以前にもこれと同様の夢を見ていて、それはもう8年くらい前のことじゃないかと思うのですが、K氏と私は奇妙な閉ざされた塔の上部にいて、壁沿いにそってめぐらされた螺旋階段の途中で、やっぱり一組の布団を共有して眠っていたのです。塔の真ん中は吹き抜けになっていて、底が真っ暗でどのくらいの深さがあるのか分からない。そして、我々が眠る階段の両端は、どちらも膨大なガラクタで埋め尽くされ塞がれており、上ることも下りることもできない。ひとつだけある窓からは、荒野がひろがっているだけのところに、一本の鉄道が走っているのが見える。列車はいまにも出ようとしている。あれに乗らないと! でもどうやってここから出たらいいんだろう? ああ、もう発車してしまう! という事態にもかかわらず、私は階段の途中で毛布にくるまって、すぴすぴと眠っていて起きそうにもなかった……

と、恨み言を言われたことがあります。えっ、そんなこと言われても困る。
それにしても、K氏の夢では、どうしてもいつも布団は一組しかなくて、私はそこで寝ちゃっているらしい。K氏いわく、「たぶん、オレの精神が追いつめられたとき、最後の安全安心な場所が、この布団の中なんだと思う。夢のなかの君はいつもおかしなところがあるんだけれど、それでも君がそこで寝てるっていうのが、まだ安心できる暗示なのかもしれない…でもさ、なんであんなに寝てるわけ??」。



だが、ちょっと待って欲しい。
現実世界では、寝てるのはいつも君のほうなんだぜ!


はあはあ。。。

まあ、なんにせよ、よく眠れるというのはいいことですよね。実は昨日、私も眠りこけるK氏を見ていたら眠くなってきて、夕方くらいから少し眠ったのですが、ちょっと頭がすっきりしました。私が寝ている時に、K氏は私の夢を見ていた。もしかして私は彼の夢へ出張していたんだろうか…。なんつって。いや私もそのとき、なにか夢を見ていた。思い出せないんだけど、たぶん、別の夢を――。