半透明記録

もやもや日記

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スプートニクの衝撃

2007年10月07日 | もやもや日記
画像は wikipedia-スプートニク計画 より


宇宙開発の歴史に関するためになる知識を披露できるとよいのですが、残念なことに私にはその知識が全くないので、以下の文章にはたいしたことは書いてありません。あらかじめ…。


このあいだ、スプートニクが打ち上げられてから50年の節目を迎えたそうです。知らなかったー。当日はそのことに全く気が付かないで過ごしたのですが、昨日になって何かの拍子にスプートニクの話題になり、K氏が調べてくれました。するとちょうど数日前に50周年の節目があったということでした。50年もまえに宇宙にそんなのを打ち上げたという事実にも驚いたのですが、それよりもさらに驚いたのはスプートニクの形。

「なんてこった!!」

私はそのあまりの美しさに大衝撃。信じられない美しさです。ああ、あまりに美しい! ほんとうは、見れば見るほど、声にならない衝撃が突き抜けるのですが、書かないと画面が埋まらないので、あえて書きます。美しい! 美しい!!

こんな感じで、スプートニク1号のあまりにSF的なデザイン(ところがこれはフィクションではない)に、圧倒されまくったわけですが、ふと思い付くことがありました。

これまでにも、ときどきK氏から「ロシアの不思議建造物の画像」がメールで送られてきたりして(どうやら彼はそういうのが好きらしい)、それを見るたびに「なんてSF的な!」と感じていました。しかしこれは、ひょっとすると………。


「なにかこれを見ると、ロシアのデザインがSF的というより、SFの持つイメージがむしろロシア的なんじゃないかという気がしてきたよ」

と、K氏が言いました。
うむ。同感である。私もそんな気がする。だってザミャーチンによるSF小説『われら』のイメージときたら、あなた! あの透明感や金属感はちょっと驚くべきものでしたよ。

でも、まあ落ち着いて考えてみると、科学が発達した国々のその科学の発展とともにSFの歴史があったとすれば、そのイメージがその国々の美意識を反映しているのは、当然と言えば当然のことですよね。気付くのが遅すぎたのかもしれませんね。ははは。
とにかく、ロシアの美的感覚というのは凄い。昨日偶然にテレビ番組で見た、音楽ホールの内装なんかも美しすぎる(色合いが特に)。興味が尽きない国です。


ところで、スプートニクはロシア語で【Спутник】と、【旅の道づれ】というほどの意味の言葉なのだそうです。
泣くことはない。だけど、なんか泣きそうな気持ちになってしまうではないですか。
音の響きも実に良いのですね。


57日後にはふたたび大気圏に突入して消滅することになるものの、あのように美しいものがかつて地球の外を周回した。
そのことを思うと、なんだか良い夢が見られそう。