半透明記録

もやもや日記

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『銀河ヒッチハイク・ガイド』

2007年09月27日 | 映像
《あらすじ》
ある日、突如として上空に現れた巨大宇宙船。ヴォゴン人建設船団と名乗る彼らの目的は、地球を爆破すること(バイパスを作るため)。一方的な予告の後、地球の歴史は一瞬にしてその幕を閉じた…。運命のイタズラで“最後の地球人”となった平凡な英国人アーサー・デントは、実は異星人であることが発覚した友人フォードと共に、宇宙で生き抜くサバイバル術とクールな風刺に満ちた銀河系最大のベストセラー《銀河ヒッチハイク・ガイド》を頼りに、前途多難な旅へと飛び出すことに! そこで待ち受ける不条理にして気が滅入るキャラクターや、常識ではあり得ない事件の数々。そして旅の行く末に明らかになる、地球誕生にまつわる驚愕の《真実》とは…!?


《この一言》

“よく知られた事実だが
 ものごとは外見どおりとは限らない

 例えば

 地球上で一番賢いのは
 自分たち人間だと思っていた

 3番目ではなくだ           ”


 



うーむ、英国だなあ! 実に英国的なセンス! どうしてここで笑えるのかは理解できないけれど、つい笑う。面白いなあ。
しかしこの笑いは、朗らかで陽気な笑いというよりは、どちらかと言うとニヤリという感じ。間抜けな他人の可笑しさを笑うのみならず、それが自嘲的な笑いに繋がっているんでしょうか。自嘲や皮肉は笑えますね。そのあたりは今後ちょっと分析したいところです。


このあいだ私が買った『ライフ・アクアティック』のDVDの冒頭に、この映画の宣伝が入っていて、私は以前からこの作品の評判を聞いていたこともあり、映像も面白そうなので観たいなーと思っていたら、一緒に『ライフ~』を観ていたK氏がDVDを買ってきてくれました。

さきほども述べましたように、実に英国的な笑いが満載の愉快な作品でしたが、細かいところで不明な箇所がいくつかあったので、やはりここは原作を読まねばなりますまい。でも、あまり深いことを考えなくても十分に面白い映画でした。

何と言っても、《鬱なロボット》マーヴィンのキャラクターが最高です(声をアラン・リックマンがやっているらしい。いいなあ…)。もう、マーヴィンのそのフォルムからして鬱であります。悲しげ過ぎますよ、顔が。猫背に加えて肩も下がっちゃってるし。ぷぷ。すごいデザインです。
宇宙船のメイン・コンピュータが反対に陽気過ぎるのがまたウケる。面白いなあ。
宇宙の究極の答えを弾き出したスーパーコンピュータのデザインもすごく可愛い。頬杖をついたオオサンショウウオみたいで。


そもそも冒頭のイルカの歌からして面白い。

♪ さよなら 魚をありがとう ♪

ああ、イルカっぽい! わかる、わかる! 言いそう~。
『銀河ヒッチハイク・ガイド』の裏表紙には“慌てるな!”と書いてある…というところにも大ウケです。このあたりが「やっぱ英国」だと思いました。何をもって「やっぱ英国」なのかは説明できませんが、なんだか「やっぱ英国」…なんですねえ。面白いわ。


物語は、笑えるだけではなく、ちゃんと見どころも作ってあって、やはり一番の注目点は地球誕生の秘密が分かる場面でしょうか。あそこは壮大に美しく作ってあって、とても感動的です(やはり少し笑えるところもあるけれど)。

やっぱ原作を読もうっと。
続きも気になるし!
「42」には結論が付くんですかね? 気になる~~。


ところで、バベル魚が欲しい。可愛い。しかも便利。
耳から脳内に侵入してあらゆる言語を翻訳する性質があるんだそうです。いいなー、これは欲しい!