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もやもや日記

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『Q&A 天気なんでだろう劇場』

2006年09月29日 | 読書日記ー実用
岩田総司 文・絵 (岩崎書店)


《内容》
天気についてのいろいろな疑問に「なんでだろう劇場」のみんなが答えます。【なんで雨がふるの?】【なんで夕日は赤いの?】【なんで雲は落ちないの?】などなど。

《登場人物》
はれお君。にじ子ちゃん。犬のくもタロウ。猫のあめスケ。同じく猫であめスケの親戚ゆきスケ。気象予報士(岩田さん)。



東京に住んでいたころ、首都圏の18時のニュースのお天気のコーナーを見るために、職場から猛ダッシュで帰っていたころがありました。お目当ては、「岩田さんのお天気なんでだろう」のコーナーです。気象予報士でありながら、イラストもプロ級にうまい、しかも眼鏡の穏やかな表情から淡々とした語り口で放たれるギャグは、うっかり何度も聞き流してしまうほどの切れ味で、私は大ファンでした。それに、猫の「あめスケ」の暴れっぷりが可愛くて可愛くて。にじ子ちゃんに思いを寄せるあめスケは、はれお君やくもタロウの給食の牛乳を強奪し、にじ子ちゃんに貢ごうとするも、当のにじ子ちゃんは迷惑顔…。時には、夜中まで飲んだくれて、お土産の包みをぶらさげて、電柱に激突していたりもする…。あめスケ、何者……? 冬にしか登場しない「ゆきスケ」もすげー可愛かったのです。岩田さん自身とおぼしき気象予報士の男性が、時々すごく格好いい役で登場するのも最高におかしかったものです。

その岩田さんのお天気コーナーが無くなったと聞いた時は、悲しかったですねー。しかも、私はその後、関西のほうへ移ってきたので、岩田さんはいまごろどうなさってるのかしら…お天気コーナーはどこか地方で復活でもしてないかしら…と思って、調べてみたら、本を出版されてました。迷わず購入。わー、懐かしいー、あめスケだ!
内容も、とてもためになります。小学生になった甥のためにもう一冊買っておくべきかなーと思案中です。

「Q:なんで雲は落ちないの?」に対して「A:実はゆっくり落ちています」というのに衝撃! へ~、そうだったのか。ためになるなあ。そして、北陸出身の私は、冬に雷が鳴るのは当たり前だと思ってましたが、世界的にみるとかなり珍しい現象なんだそうです。へ~、そう聞くと、なんだかありがたいような気になってきたかも…でもないか。北陸の冬…(昼でも)暗い…寒い…吹雪…雪かき…ううっ。

とりあえず、普段はあまり気が付かないような疑問にもたくさん答えられているので、勉強になりました。どなたにも、おすすめの一冊です。