啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「セツブンソウ」

2012-02-20 09:25:17 | 山野草

梅の開花が遅れているようだ。昨日、鮎川沿いに堤防を歩いたが、日差しが柔らかく、風もなくようやく春の予感。旅から戻ると庭にセツブンソウとユキワリソウが1,2輪ひっそりと開花していた。雪の中で咲いている姿を・・と思ったのだが、あっという間に雪は消えていた。

「セツブンソウ」はキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。関東以西の石灰質の雑木林に多いという。可憐な花で春一番に咲くことから人気も高く、盗掘に自然環境の変化が加わり急速に数を減らしてきた。草丈は10センチほど。花径は2センチほど。白く花弁に見える部分はガク片が変化したもの。節分の頃には咲き始めるということでこの名がついている。秩父の小鹿野町の自生地で保護している野草園を見に行ったが、関東では2月後半カラ3月上旬が見頃かもしれない。

当家の庭に咲くセツブンソウは小鹿野町のセツブンソウ園で販売していたもの。当家に来てもう5年ぐらいになろうか。育てるのは簡単と言う話だったが、少し株を増やしながら元気で生きている。セツブンソウ園で見た時は、落ち葉の中から花茎を少しだし可憐に咲いていた。庭で今咲くのは花茎が少ししか伸びず、うっかりすると忘れてしまいそう。もう少し暖かくなると、草丈も伸び花も大きくなってくる。

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