大倉尾根経由で塔ノ岳に向かう。駒止茶屋を過ぎ、堀山の家に向かう辺りだったと思う。急登が続く登山道脇に小さな見慣れない植物を見つけた。その時には“リンドウの仲間に見えるがハルリンドウでもフデリンドウでもない”という程度しか判らなかった。草丈は3-4センチと小型で、花径は7-8ミリ。距離にして2百メートル程の区間に、ポツポツ咲いていたが、注意していないと見逃してしまいそうな存在。
“丹沢で4月に咲く花”で調べてみると「コケリンドウ」であることが判った。所有する図鑑でも、25日に掲載したフデリンドウの隣に載っていた。リンドウ科の2年草。小型なので“コケ”を冠している。春先の山道にはセンボンヤリ、ヤマハコベなど小さく似たような花が多いが、よく見るとリンドウの仲間であることがすぐ判る。
春に咲くリンドウが3,4種類あるようだがフデ、コケには既に出会った。残るは「ハルリンドウ」。3タイプの揃い踏みを実現したい。タテヤマリンドウは6月に尾瀬に出かけても、アヤメ平辺りで出会えそうだ。
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