「ウメ」 (梅) バラ科
いつもの散歩道から少し離れた場所に、梅の木が植えられた畑がある。普段は、あまり気にしていないのだが、あちこちで、梅の開花の便りがきこえてくると不思議に、あの梅は咲いたか と気になってくる。花に誘われ、畑にちょっと足を踏み入れると、白い花が、青い空に美しく映える。風にのり、甘い香りが芳しい。梅は、奈良時代より前に、薬として中国から伝来したという。万葉集には、122首歌われているらしい。一方、桜は42首で、梅は桜の3倍もある。現代では、花見といえば一般的に、まずは桜だが、万葉人の花見の主役は梅をさしていたのだろう。
桜は、花の代名詞のようになっているが、私は梅の花が大好きだ。ほのかな香もさることながら、清楚で、あまり主張しないところに、奥ゆかしさを感じるのかもしれない。
梅は、台湾の国花であり、茨城県の県花。学名は、prunus mume。江戸時代の梅の呼び名はムメといったらしい。開花期間も長く、4月上旬まで楽しめる。
百人一首
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」 紀貫之
いつもの散歩道から少し離れた場所に、梅の木が植えられた畑がある。普段は、あまり気にしていないのだが、あちこちで、梅の開花の便りがきこえてくると不思議に、あの梅は咲いたか と気になってくる。花に誘われ、畑にちょっと足を踏み入れると、白い花が、青い空に美しく映える。風にのり、甘い香りが芳しい。梅は、奈良時代より前に、薬として中国から伝来したという。万葉集には、122首歌われているらしい。一方、桜は42首で、梅は桜の3倍もある。現代では、花見といえば一般的に、まずは桜だが、万葉人の花見の主役は梅をさしていたのだろう。
桜は、花の代名詞のようになっているが、私は梅の花が大好きだ。ほのかな香もさることながら、清楚で、あまり主張しないところに、奥ゆかしさを感じるのかもしれない。
梅は、台湾の国花であり、茨城県の県花。学名は、prunus mume。江戸時代の梅の呼び名はムメといったらしい。開花期間も長く、4月上旬まで楽しめる。
百人一首
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」 紀貫之
咲くのを楽しみにしてます。桜に比べれば地味な花ですが、顔を寄せると、フワァ~とほのかな香りを漂わせてくれます。早春の香りです。コメントありがとうございました。