啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「イワオウギ」と「タカネマツムシソウ」

2012-08-21 09:00:38 | 登山

前橋市の今日(21日)の予想最高気温が36度C。百葉箱の外では40度Cを越えるのではないか。内陸性で1日の温度差の大きい乾燥した地域だけに、群馬県の平野部に住む人は、日本一高い気温になる可能性を誰もが感じており、慣れてはいるのだが・・・それでも暑い。

「イワオウギ」はマメ科イワオウギ属の多年草。高山植物。中部以北から北海道までの亜高山、高山帯の砂礫地に自生している。南アルプスの千枚岳から荒川三山ー赤石岳への尾根沿いの岩場や草が付いたガレ場に咲いていた。花期は6-8月。

草丈は20センチまで。葉や花の形が平地に咲くクサフジに姿が良く似ているが、花の色が淡い黄色というか透き通ったベージュで丈も低い。茎の先に房状に10-30個の小さな花をつける。見栄えのする花ではないが、記憶に残る花だ。

「タカネマツムシソウ」はマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。高山植物。マツムシソウの高山型変種で、ミヤママツムシソウの別名もある。草丈は30-50センチ。長い柄の付いた根出葉と茎には対生する葉があり、ニンジン葉状に深い切れ込みが入っている。

茎の先端に付く頭花は径5センチほどあり、原種のマツムシソウより大きい。色は青紫色が多いが白咲きなど変化もある。縁側の小花は大きく、先が五裂し外側に伸びる。中側の小花は小さく筒状になり、先が5裂する。

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