啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「四ツ又山」

2011-11-26 09:03:23 | 里山

今週は諦めていた山行だが、何だか尻がムズムズ。結局行って来ました。前回の“鹿岳”登山で目の前にあったのが四ッ又山。つい最近に知った西上州の白髪山のどちらにしようか迷った。四ツ又はそれなりの手応えがあるが、一度登ったところ。白髪は初めてで、登山口が地図を見ても確認できない山で標高もあるが、林道から近く簡単に登れそう。結局、四ッ又山に決めた。

「四ツ又山」(899メートル)は県西部、長野県境に近い南北村にある。下仁田町から上野村に向かう県道を走ると、ラクダのコブ(鹿の角?)状の奇妙な岩峰の鹿岳が見え、その直ぐ南に少し低いが、山頂がガクガクと尖った山がある。四つのピークがあるので四ツ又山。尾根沿いに鹿岳ー4ツ又を縦走する人も多い。私のノンビリ登山では、2回とも別々に登った。

大久保の集落に個人が提供している4-5台止められる駐車場がありここからスタート。砂防ダムを越して程なく鹿岳(マメガタ峠)と四ツ又山への分岐。右に分け四ツ又への道を進む。昨今では珍しい手入れの行き届いた杉とヒノキ林の登山道を大天狗峠に向かう。日当たりのある場所では霜が降りており、杉林の中はそうでなく不思議に思う。結構な急登で汗が出て来て上着をとった。

大天狗峠に着くと広葉樹の尾根歩きだが、葉は落ちている。時折、先日登った鹿岳や妙義の遠景が枝越しに見える。細い尾根沿いの道は落ち葉で滑るが、誰一人いない静かな山は快適。65分で山頂に着いた。車を止めた大久保が標高で400メートルほど。大天狗峠は700、山頂(P1=ピーク1)の900メートルまで標高差は五百メートル。私にとってはまずまずのペース。妙義、榛名から赤城、御荷鉾山など大展望が広がっていた。夫々のピークに石像が祀られ、P1は鉾を手にした不動明王?、P2は冠位束帯の誰?・・・。

何時のことかも忘れたが前回の登山ではP2で来た道を引き返した。今回はP4でフルコースの食事(コーヒー付き、ラーメン無し)。先日登った鹿岳の岩峰がどっしりと対峙。マメガタ峠経由で下山。尾根沿いの細い道にはロープが張られているが、スリルがある急な下り。結構楽しかった。

駐車場に戻ると地主の老夫婦が柿の収穫作業中。お礼を述べると「どこから来たの?」を契機に会話が弾み、別れ際に“熟した柿”を2個頂いた。1個はその場で食べたが、子供の頃を思い出す美味しい味だった。


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