啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ジュウニヒトエ」(十二単)

2011-05-01 09:01:12 | 山野草

今のところ春の花が一斉に咲き始め、掲載の順番を悩むほど。高崎自然歩道(根子屋城址)でも色々な草木が花をつけている。本丸跡に登る辺り。少し日の当たる斜面に「ジュウニヒトエ」が咲いていた。遊歩道の歩き始めの場所に近い“山の上碑”のところで、単独で咲いているものがあり、群れて咲いているこの写真か、単独で静かに咲いているものかどちらを掲載するか少し迷ったが、この写真を選択した。どちらでも良いのだが、何故か両方の採用は考えられない。

「ジュウニヒトエ」はシソ科キランソウ属の多年草。花が重なって咲く様子を十二単(ひとえ)に例えたもの。高貴なお姫様がきる立派な着物のイメージはなく、どちらかといえば静かな佇まい。枯れた草むらや林の脇に、ひっそりと咲いている。花の色は紫色が濃いタイプと白に近く見えるものまで変化が多い。

開花の頃に、全草を乾燥させ、健胃などに使われるという。

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