啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「そうだ 京都へ行こう」

2015-11-04 17:06:07 | 旅行
 幼なじみと京都、奈良への旅。旅の前夜は、ホームカミングディにあわせ、サークルの先輩や仲間たちと夜遅くまで宴。翌日、早朝、寝不足のまま新幹線に飛び乗った。今回の楽しみは、10月24日~11月9日まで開催されている、正倉院展と10月30日~11月3日、わずか5日間しか一般公開されていない京都御所。
 正倉院は、東大寺の北、奈良時代に建てられた倉庫。聖武天皇が756年に亡くなり、悲しんだ光明皇后が、天皇の愛用品を東大寺大仏に収めたのが始まり。それらの品々を、東大寺の倉庫である正倉院で保存。教科書でおなじみの建物だ。約、1200年以上大切に守られてきた品々のほんの一部が、奈良国立博物館で一般公開されている。どれもこれも、初めて目にするものばかりであるが、“紫檀木画槽琵琶„(したんもくがかそうのびわ)は、特に印象的。紫檀、象牙、黒柿などを組み合わせ、花の文様を作りだし、細やかなデザインや色合いの美しさは魅力的だ。シルクロードをとおり、1200年の時空を超え、天平の文化に触れたひと時であった。
 京都御所一般公開は、春と秋の年2回。今までタイミングが合わなかったが、今回、ようやく訪れることができた。紫宸殿、清涼殿など、雅な世界に、ただうっとり。
 祇園をどり・・これまた“はんなり„。人力車に乗り、嵯峨野竹林の旅も思い出の一ページだ。時には、こんな時間も楽しい。そして、ハプニングの天龍寺。本堂の拝観をすませ、法堂、入り口で靴をぬいでいると、突然、法衣をまとった方に声をかけられた。「もう少し、早く来ればよかったのに」と。後で、そこの職員に伺うと、なんと住職とのこと。法堂の天井は、加山又造の「雲龍図」が描かれている。これは承知していたが、そこで住職が、仏法を説いているという事を初めて知った。二言三言話をしているのを、遠くから見ていた友人が「こんなところにも、知っているお坊さんがいるのぉ~」。恐れ多くて、とんでもありませ~ん。因みに、“雲龍„というお菓子は大好物。

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4 コメント

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Unknown (hidy )
2015-11-07 14:12:24
kz様
 どこを歩いてもお寺にぶつかる京都。何度いっても飽きることがありません。和菓子も美味しいですね。京観世、どんな味か 楽しみです。
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Unknown (kz)
2015-11-07 12:51:52
充実した奈良,京都の旅ですね。うらやましい限りです。
京都のお菓子では,”雲龍”も美味しいですが,”京観世”もお勧めです。
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Unknown (hidy)
2015-11-06 17:31:52
何度か訪れているのですが、そのたびに新しい発見があります。大覚寺には、色とりどりのサガギクが、境内に鉢で飾られていて、美しく雅な印象を持ちました。青蓮院のライトアップも、青の世界を演出して、素敵なお庭でした。
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そうだ京都へ行こう (Unknown)
2015-11-06 08:48:51
歴史が今も息づく奈良、京都。素敵な旅ができましたね。旅には、思いがけないハプニングがあったりして忘れられない嬉しい思い出にもなりますよね!
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