啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シュウメイギク」

2016-10-10 10:56:10 | 庭の花木
 「シュウメイギク」  キンポウゲ科
 芸術の秋に因み、日本画の観賞。高崎市タワー美術館で、現在、開館15周年記念として、“みんなが選んだTOP30”が開催されている。横山大観 酒井抱一 片岡球子・・・。当方、絵心もないのだけれど、観賞するのは嫌いではない。ボーっと眺めているだけなのだが、何だか心が満たされるから不思議。
 草花が少ない秋の庭に、ひときわ高い茎の先で、キクに似た白い花が咲いている。シュウメイギク、漢字では、“秋明菊”。秋に咲く花としてピッタリの名だが、実はキクではない。学名を、Anemone hupehensis var.japonica 。アネモネの仲間。草丈、1m程度あり、やや強い風が吹くと、倒れてしまいそうで、ハラハラするのだけれど、これが、なかなかしなやか。右に揺れたり、左にゆれたり、重たげな花をゆらゆら揺らして、秋風を楽しんでいるようだ。茶花として重宝しているが、水揚げがあまり良くない。寒さに強く、半日蔭を好む。冬は枯れてしまうが、春には芽吹く。中国から渡来し、京都の貴船山に多いことから、キブネギク(貴船菊)の名も。

ピンク色のシュウメイギク。

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