啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「吾妻山での出会い」

2024-04-01 12:02:34 | 登山
 桐生駅の北にあたる吾妻山は、今回で二度目の山歩き。駐車場から登山口までは、吾妻公園をとおるが、ここは花が豊富で、ヤマツツジやチュウリップ、山の斜面にはカタクリが咲き、ちょっとしたお花見。
 登山口には、サンシュユの黄い花が青空に映え、見事に咲いていた。登山口で、年配の男性と挨拶を交わしたところから一気に会話が弾み、彼はなんと、高崎駅前のイベントスペースで、時々ライブをしているという。アンデスの民族音楽の演奏を、仲間と共に楽しんでいるとのこと。楽器は、ケーナ。弟子が山頂にいるので、演奏をさせるから、聴いてくださといい、さっさと先に行ってしまった。この方、師匠でした。
 ちょっと急なガレ場を登ったところがトンビ岩。ここからの展望もなかなかよく、楽しんでいると、下山してくる賑やかな保育園の子供たちの声。まるで散歩でもするかのような軽い足取り。羨ましい~。可愛い子供たちに元気をもらい、もうひと頑張り。山頂直下は急坂で、それなりの岩場もあるが、危険ではない。いよいよ、山頂。展望抜群。桐生市街はもちろんのこと、遠くには、スカイツリー、新宿の高層ビル、赤城、榛名、西上州の山々が良く見えた。
 例の師匠の一団に招き入れられ、お弟子さんの一人に演奏をして頂いた。アンデスの山を想像しながら、ケーナの響きを愉しむ。曲目、「コンドルは飛んでいく」でした。ケーナは師匠の手作りで、アメ色に光っていた。彼は、谷川岳の山開きにも演奏をしているとのこと。「袖すりあうも他生の縁」というから、お名刺もいただいたので、ライブを見に行きたいと思う。とっても印象深く、楽しい一日でした。
  登山口に咲いていたサンシュユの花。

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