安中の竹林は、私の友人の友人、カンちゃんが大切に育てている。毎年、この時季になると、温和なカンちゃんは、友人たちにタケノコを掘りに来るように連絡してくれる。各々が、根切りシャベルに背負い篭、いくつもの大きな袋を持参する。カンちゃんは皆が歩きやすいように、道の草を丁寧に刈り、竹林もきれいに整備して待っていてくれる。先が鋭くギザギザになっているシャベルを、グサッと土に入れると、運が良ければ根っこに突き刺さる。ここに当たれば、案外容易く掘れるのだという友人。私もトライしてみたが、人がやっているのを見ているようには、簡単にはいかない。困ったことに、シャベルが土に刺さりもしない。自身の全体重をかけても(そんなに軽い体重でもないのだが)なかなか難しいです。「友人は掘る人、私食べる人」と言った感じのタケノコ堀。少々、大きくてもカンちゃん家のタケノコはとてもやわらかい。煮物、たけのこご飯、メンマ・・とっても美味しくいただいています。真空パックにすれば、長時間保存可能です。
竹林の隣はユズの畑。その山道の崩れかけた場所に咲いていたのはキランソウ。別名、ジゴクノカマノフタともいうそうで・・。なんとも恐ろしそうな名前だけれど、これは葉が地面に張り付くように広がる様子を、地獄の釜の蓋に見立ててつけられて名前という。紫色の花は小さく、地方によっては民間薬として使われ、優れた薬効があると図鑑に記されてあった。
竹林の隣はユズの畑。その山道の崩れかけた場所に咲いていたのはキランソウ。別名、ジゴクノカマノフタともいうそうで・・。なんとも恐ろしそうな名前だけれど、これは葉が地面に張り付くように広がる様子を、地獄の釜の蓋に見立ててつけられて名前という。紫色の花は小さく、地方によっては民間薬として使われ、優れた薬効があると図鑑に記されてあった。