気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

仙台のレコード店の思い出と『HMV仙台一番町店』の閉店

2010年11月04日 20時46分01秒 | 消える街並み
 私の中高校時代は,レコード(LP)全盛で,東一番町には,『河合楽器仙台店』,『三立楽器』,『大一楽器』,『ヤマハ楽器仙台店』,中央通りには,『サイトウ楽器』と名掛丁に店名が思い出せない小さなレコード店がありました。(もしかして,オイカワ楽器(?))

 私は,中高校時代は,洋楽にかぶれていて,当時は10枚レコードを買うと(10個スタンプを集めると,2,000分のレコードが買えるサービスがあった『サイトウ楽器』がお気に入りでした。

 『三立楽器』は,高校時代に店に入り,何気なくムーディーブルースのLPを見ていたら,そばにいた大学生らしき人が近づいて来て,ムーディーブルースの素晴らしさを延々30分くらい立ったまま聞かされた,思い出深い場所です。

 大学に入り,クラッシックにはまり,その頃は『三立楽器』の2階に入り浸り,蝶ネクタイをした店長(?)と長時間レコードについて話していたことを思い出します。

 もう一つ思い出したことがあります。『ヤマハ』の隣にあった『名画座』で「砂の器(加藤剛主演)」を観て感動し,すぐそばにあった『大一楽器』に入り,偶然,「砂の器」のサントラ盤(宿命)の初回盤を見つけ,すぐに買って帰り聴きました。この初回盤は,結構貴重なレコードだと言うことを後で知りました。
 
 社会人になって,時代はCDがレコードを侵略しつつあった頃で,輸入盤の在庫も豊富になり,『新星堂』が中央通りに出来たりと東京方面からの進出も多くなりました。

 レンタルレコードができだした頃,『レーコー堂』という店が全国展開していて,仙台にも有ったのですが,その社長が小学校の同級生の大浦君だったのには驚きました。

 その後,『タワーレコード』,『HMV』と東京系のレコード店にすっかり仙台のCD音楽市場が席巻され,一番町の『三立』は撤退,『河合』は楽器屋に,『サイトウ楽器』もいつの間にかなくなっていました。

 それでも,時代の流れなのでしょうか,1997年開店以来,ライブも楽しめるCD店だった『HMV仙台一番町店』が,平成22年11月7日で閉店になるそうですが,あの渋谷店が8月に閉店し,その後,名取エアリ店が9月12日,イオン仙台泉大沢店が9月27日と次々閉店していたので,ついに一番町店もか,という感じですが,寂しい感じですね。

 今日4日は,閉店のイベントとして18時からGAGLEさんの,19時から曽我部恵一さんのライブがあるそうで,フィナーレもライブで締めくくることになるそうです。

 一番町や国分町での待ち合わせをする時の時間調整に,一番町に本屋がないので『HMV』に入っていたので,これからはどうやって時間を潰すか迷ってしまいますね。今後は,『HMV』は仙台LOFT店のみとなってしまいました。

 『HMV仙台』の外観


 閉店の告知


 『新星堂』が残りましたね

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