気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『サイドウェイズ』

2009年11月14日 19時50分46秒 | ときどき,映画
 もう1本映画の話を。先週は,『サイドウェイズ』を見て来ました。

 『サイドウェイズ』とは,2004年にアカデミー脚色賞を受賞したものを日本版にリメイクしたもので,アメリカ西海岸のワインの産地ナパ・バレーを巡る4人の1週間を描いたもので,“大人の寄り道”という言葉に惹かれて見てみました。

売れない脚本家の道雄(小日向文世)と,道雄の留学時代の親友でロサンゼルスのレストランで雇われ店長をしている大介(生瀬勝久)は,大介の結婚式を前にワインの産地ナパ・バレーへドライブ旅行することから物語は始まります。

 チャランポランな大介と不器用で融通が利かない道雄が婚前旅行で織りなす旅は,鈴木京香演じる麻有子(まゆこ)と菊池凜子演じるミナが絡み合い,なかなか面白くて,切ないのですが,さすがに4人とも演技の上手さが光っていました。

 ただ,原作では家庭教師とは設定されていない道雄が,映画では麻有子の家庭教師をしていたという設定(4~5歳の年齢差)ですが,小日向文世さんと鈴木京香さんがかなりの年齢の差があるので,設定に無理がある気がしました。(TVで小日向さんが,生瀬さんと同級生の役柄なので,映画ではカツラを付けていたと言っていたとか)

 道雄の役の小日向さんが,ほんわかで不器用な中年男のいい味出してたし,セリフも随所,笑える部分がありました。
確か,小日向文世さんと鈴木京香さんの共演は,『重力ピエロ』の時もそうでしたね。
 
 この映画の5人目の主役は,全編にわたり出てくるワインだと思いますが,ナパ・バレーの素敵な風景と11カ所のワイナリーが素晴らしく,きっと映画の制作者は,とても楽しんで映画作りをしたんだろうと思いました。

 『サイドウェイズ』

『THIS IS IT』 マイケル・ジャクソン

2009年11月14日 19時34分15秒 | ときどき,映画
 マイケルジャクソンの『THIS IS IT』を見に行って来ました。

 マイケルは,凄い歌手という認識は勿論ありましたが,この映画で撮られているリハーサル風景を見て,彼は歌,演奏,コーラス,ダンス,照明と全てに完璧を求め,且つその感覚は,ずば抜けて鋭いミュージシャンだと再認識しました。

 リハーサルの中で,曲を一つ一つ仕上げていく様は素晴らしいの一言に尽きますが,映画が進むうちに,誰もが望むとは思いますが,本当のロンドン公演のコンサート風景を是非見てみたかったと痛感しました。

 これだけのダンスと音楽センスを持ったミュージシャンが亡くなったのは返す返すも残念ですが,この映画が残っただけでも感謝しなくてはいけないのでしょう。

 映画の中でも,リハーサルでは本気で声を出したくないと彼は言っているように,本気で踊って歌ってはいないのにあれだけの歌を披露してくれているので,本当のコンサートはもっともっと鬼気迫る迫力がビシビシと来るのでしょうね。残念です。

 『THIS IS IT』 マイケル・ジャクソン