気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

新月の前に思い出したこと

2006年12月20日 20時08分38秒 | 日々の出来事
 昨日の朝に撮ったのは、新月の1日前の月(つごもり)で、とても繊細な形をしていましたが、その月を見ていたら、あるレコード盤を思い出しました。

 それは、ジョージセル指揮のクリーブランド管弦楽団演奏のブルックナーの「交響曲第8番」のレコードジャケットで、とても幻想的な月が使われており、当時はとても評判のいいジャケットでした。
 ブルックナーの交響曲といえば、ヨーロッパのオーケストラの十八番(おはこ)だったのですが、その中でこのセルの8番は、アメリカのオーケストラの演奏なのに薄っぺらい感じのしない、ドイツ的重厚な演奏でした。

 久々にブルックナーの8番を聴いてみましたが、壮大なティンパニーが印象的な交響曲なのですが、交響曲第4番や第7番と第9番に隠れていますが、クラッシックを聴き始めた大学生当時は毎日聴く位、気に入っていて、私が初めて買ったブルックナー交響曲のレコードでもありました。

 このセルの指揮の8番は、当時としては2枚組を1枚の値段で全曲聴ける(当時のクラッシックレコードは確か、1枚2,500円位でしたが、このレコードは2枚組で3,000円だったと思います)ステレオ録音盤で、90分を超える大曲が3,000円で聴けるとてもお得なレコードでした。

 昨日の朝の月


 ジョージセル指揮のブルックナー「交響曲第8番」のジャケット


 分かりづらいので、アップして角度を変えてみました