気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

村上屋(紳士用品店)閉店

2006年01月10日 21時40分03秒 | 消える街並み
 仙台の一番町4丁目商店街にある紳士服の村上屋さんが、今月中旬には閉店します。
 なんと創業133年で、又、一番町お買い物公園で営業していた仙台の老舗の店舗が無くなります。 
 お店の前を通る時、12月初め頃からこの人目を引く派手な“閉店セール”の垂れ幕を見かけました。

 村上屋さんは初め、花柳界向けに化粧品や小間物の店から始まり、3代目の頃は、たばこの売り上げ仙台一になり、現在の紳士用品は40年前から扱い始めたそうで、その時々に、商売を工夫してきたそうですが、そのような時代の流れにおいての努力では追いつかなくなったと、店主の方がおっしゃっているのを新聞で読みました。
 私の記憶が正しければ、昭和50年代エスパルが開店した当時、三階にトラッドショップとして入っていたのではないかと記憶していますが(ビバリーヒルズというブランドの洋服置いていたような気がします)、正直な話、エスパルの方は利用していたのですが、この4丁目商店の村上屋さんの方は、ショーウィンドーをチラっと見るだけで敷居が高くて中には入れませんでした。

 今、村上屋さんを横目に、久しぶりに一番町を歩くと(昔は、銀ブラをマネて番ブラと言っていましたが)、目に付くのは、コーヒーチェーンやドラックストアで、仙台に昔からある店は本当に少なくなりました。
 しかし、昔から聴き慣れた鈴喜陶器店、三原堂、宝文堂の宣伝の曲が通りに流れると何故かホッとします。