農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

デビュー50年を迎えるユーミン

2022年06月29日 13時05分08秒 | 世間
  ソーダ水の中を貨物船がとおる / 小さなアワも恋のように消えていった‥‥。
  胸に響く詞に、洗練されたメロディー。 アルバムに酔い、大がかりな仕掛けのライブに
  熱狂した記憶をお持ちの皆さんも結構いらっしゃるのではないでしょうか。
  ユーミンこと“松任谷由実さん”が「返事はいらない」でデビューしてから50年を迎える。

  1970年代前半といえば、「女のみち」や「瀬戸の花嫁」がテレビから流れていた時代。
  そんな中、クラシックと洋楽の影響を受けたユーミンの曲の斬新なコード進行は、四畳半
   フォークにも飽き足らない若者の心を揺さぶった。 女性の細やかな心模様を刻む言葉
   と相まって、「恋愛の教祖」なんて称号も贈られている。

  「中央フリーウェイ」「恋人がサンタクロース」に加え、男女雇用機会均等法が成立した
   85年には「メトロポリスの片隅で」で失恋から立ち直る働く女性を歌った。 時代か
   ら2歩も3歩も先んじ、バブル期にはドライブの定番音楽ともなっている。 一方で、
   冷戦を背景にした「時のないホテル」など作風の幅広さも見せている。

  東日本大震災の際には「春よ、来い」が復興を後押ししている。 激動の半世紀、人々の
   揺れる心情に寄り添った、まさに「国民的」存在だったと思える。 
   「私の名が消えても、歌だけが詠み人知らずとして残るのが理想」。 当人がこう語っ
   たと聞いた。 混迷が長引きそうな将来にわたり、あちこちで口ずさまれていくだろう。

  音楽については全く疎いな私、猛暑のなかで畑仕事を終えてホッとしていたらラジオから
   流れてきたユーミンの「ノーサイド」。 なぜか猛烈に遠い遠い昔を思いだしました。
   負けた試合の後の心境がグッと出てきました。 なんなんでしょうかネ。
   音楽に縁のないオヤジをフッとさせるミュージシャンの一人であるにことに違いない。